アタリやヒゲ、ハチノス、縦落ちなど、色落ちしたデニムをかっこよく穿きこなすのが大人。むしろある程度の年齢を経た大人だからこそ、かっこよく穿きこなせるアイテムだと思います。
ただ皆が皆、色落ちしたデニムが好きなわけじゃないですよね。そんな方々は、今回ご紹介する「きれいめデニム」を取り入れてみては? 色落ちデニムとはまた違う大人の魅力を出してくれますよ。
絶妙なバランス感が売り
まずは、『Ordinary fits』の5pocket Ankle Denim kodama。特筆すべきは、往年のジーンズにはないきれいなシルエット。ウエストまわりと腿まわりに若干ゆとりを取りテーパードしたラインは、まるでスラックスのような清潔感を与えてくれます。
さらにデニムブランドにありがちなディテールは極力排除しつつ、セルビッジデニムやパッチなど押さえるべきところはしっかりと。絶妙なバランス感のある一本に仕上がっています。
大人要素がみっしりと
『AURALEE』のデニムパンツはご覧の通り、うっとりとしてしまうほどきれいなルックスが魅力。程よいボリューム感とセンタープレスを入れた品のあるデザインがそれをもたらしています。それに加え、このピュアインディゴの色目。大人要素がみっしりと詰まっています。
Tシャツと合わせても結構、ジャケットと合わせても結構な汎用性の高い大人の一本です。
ドクターシューズとここまで合います
3本目は、『UNITUS』のCenter Darts Pant。シルケット加工を施した12.5オンスデニム、バックにダーツを施した立体的なテーパードシルエット、とどめのセンタープレスという上品3箇条を網羅した一本です。ドクターシューズともこのように相性ばっちり。
また、「品」を阻害しないためか、リベットやパッチといった往年のデニムにあるべきディテールは配さずミニマルに。それでいて、ちゃっかりコインポケットを配備しているのが愛くるしいですね。
色とセンタープレスが大事
最後は、『LA BOUCLE』のデニムイージーパンツ。デニムにウエストゴム仕様と、カジュアル×カジュアルなデザインですが、センタープレスとブラックの色味によってプラマイゼロ。いやむしろ品さえ感じます。
さらに、デザインは実にシンプル。ワークなディテールはほとんどありません。依存度高めの使い勝手のいい一本です。
あとがき
色落ちしたデニムとともに、ぜひ今回ご紹介したようなコーディネートをきれいに見せてくれるデニムを手に入れてみてはいかがでしょうか。
FACY