3. 秋植え球根植物を育てる4つのコツ

秋植え球根植物を育てるコツをお伝えします

ムスカリの球根

La Huertina De Toni/shutterstock.com

3.1 植え付け方

球根植物の多くは、日当たりと水はけのよい場所を好みます。球根を植える深さは、球根の高さの2~3倍が目安。浅すぎると寒さや乾燥に弱く、深すぎると芽が出にくくなります。

球根を植える間隔は、球根3個分ほど空けるのが一般的です。鉢植えの場合は、やや密に植えてもよいでしょう。

球根によって適した深さや間隔が異なるため、パッケージを確認してから植えるのがおすすめです。

3.2 水やり

植え付け後にたっぷりと水を与えましょう。冬の間は球根が休眠状態になるため、地植えの場合は基本的に水やり不要です。鉢植えは乾燥しやすいので、土の状態をチェックして、乾いていたら水やりします。

3.3 肥料

植え付けの際に、元肥として緩効性化成肥料を土に混ぜておきます。芽吹いてから開花するまでは、月2~3回程度、液体肥料を追肥として与えるとよいでしょう。

3.4 花後の管理

光合成で球根に栄養を蓄えさせるため、花が咲き終わった後は花茎を切り取り、葉はしばらく残しておきます。葉が自然に枯れて黄色くなるまで待ち、その後で切り取るようにしましょう。

4. 植えっぱなしOKの球根植物で手間いらずの庭に

植えたあとは土の中で眠り、厳しい冬を耐え抜く秋植え球根植物。春の日差しが届く頃になると、長い眠りから覚めて強く芽吹き、美しく咲き誇る様子が感動的です。

植えっぱなしにできる品種は、掘り上げる手間がなく、毎年春になると花を咲かせます。お気に入りの秋植え球根植物で、春の庭を彩る準備をしてみませんか。