秋の澄んだ空気が心地よい季節になりました。気温が下がると暖房費が増えるだけでなく、これからは年末年始などのイベントを控え、出費がかさみやすい時期に入ります。
今年も残り3カ月。家計の見直しを考える方も多いでしょう。しかし、目先の支出だけでなく、将来の生活資金についても準備を進めることが欠かせません
老後の暮らしを支える柱といえば公的年金ですが、実際にどのくらい受け取れるかご存じでしょうか。
厚生労働省年金局の「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によれば、国民年金の平均月額は5万7584円、厚生年金+国民年金だと平均月額は14万6429円です。
この数字は、現役世代が老後の生活設計を考えるうえで重要な目安です。「年金だけで生活できるのか?」と不安を感じる方も少なくありません。
この記事では、現在のシニア世代が受け取っている年金額の実態と、最新の2025年度データをもとに、わかりやすく解説します。
1. 【年金カレンダー】公的年金の支給日、次回は「10月15日」
公的年金の支給日は「偶数月の15日」です。15日が土日・祝祭日の場合、支給日は直前の平日に前倒しとなります。
年金支給日:支給対象月
- 2025年4月15日(火) :2月・3月分
- 2025年6月13日(金) :4月・5月分
- 2025年8月15日(金) :6月・7月分
- 2025年10月15日(水) :8月・9月分
- 2025年12月15日(月) :10月・11月分
このように、前月までの2カ月分がまとめて支給されます。
次回の年金支給日は10月15日(水)となっており、心待ちにしているシニア世代の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
年金は私たちの暮らしとは切り離せない大切なライフラインです。
次は「国民年金と厚生年金の基本」をおさらいしておきましょう。