大きな夢を与える宝くじですが、近年の売り上げは減少傾向が続いています。総務省の発表によると、2017年度の売上額は7,866億円と、前年度より6.9%も減少しています。さらに、ピークだった2005年の1兆1,047億円と比較すると、12年間で約29%も売り上げが減少しているのです。
そのほか、ナンバーズやロトなどの「数字選択式くじ」や「スクラッチくじ」の売り上げもどんどん減っている様子です。このまま売上が下がり続けると、あの年末恒例の「年末ジャンボを買い求める行列」が見られなくなる可能性も否定できません。
おわりに
「もしも宝くじが当たったら…」なんてつい夢みてしまうのは、確率が小さいと、かえって実際より高く感じる人間の心理が影響しているようです。宝くじの売り上げが減少しているのは、そんな夢を買わなくなった人が増えたことも関係しているのでしょうか。あなたは宝くじで夢を買いますか?
LIMO編集部
執筆者
LIMO編集部は、経済や金融、資産運用等をテーマとし、金融機関勤務経験者の編集者が中心となり、情報発信を行っています。またメディア経験者の編集者がキャリア、トラベル、SDGs、ショッピング、SNSなどについて話題となっているニュースの背景を解説しています。当編集部はファンドマネージャーや証券アナリスト、証券会社・メガバンク・信託銀行にて資産運用アドバイザー、調査会社アナリスト、ファッション誌編集長、地方自治体職員等の経験者で構成されています。編集スタッフの金融機関勤務経験年数は延べ49年(589か月)で、メンバーが勤務していた金融機関は、野村證券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、日興証券、三菱UFJ銀行、三井住友信託銀行、日本生命、フィデリティ投信などがある。日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)、第一種外務員(証券外務員一種)、FP2級、AFP等の資格保有者が複数在籍。生保関連業務経験者は過去に保険募集人資格を保有。株式会社モニクルリサーチが運営(最新更新日:2024年9月30日)。