一部の会社や自営業で働いている方など、退職金がない方もいらっしゃることでしょう。その場合は、老後資金をすべて自分で用意しておかなければなりません。

まずは、将来もらえる予定の年金受給額を日本年金機構の「ねんきんネット」や「ねんきん定期便」で確認しておきましょう。現在の生活費と比較することで、どのくらい老後資金が必要なのかが掴めてきます。足りない分は、貯蓄を増やさなければなりませんね。

上述のiDeCoは、自分でつくる年金とも言われる個人型確定拠出年金で、節税効果もあります。こうした制度も上手く活用したいものです。

その際、「理想の老後生活」をイメージすることが重要です。退職後は時間に余裕ができるため、新たなことに挑戦したくなる時期でもあります。老後に取り組みたい趣味や旅行がある場合は、その予算も考慮しておきましょう。

また、退職後は他の企業に再就職する、別の雇用形態で継続雇用してもらうなどの選択肢もあります。定年直前で焦ることのないよう、今のうちから自分の老後のビジョンを考えておきましょう。

まとめ

このご時世、老後に不安を感じている人は8割以上も存在するようですね。少しでも不安を和らげるためにも、早いうちから貯蓄する習慣を身につけておきましょう。

また、定期預金やNISAなどの制度を活用する、理想と現実に向き合いつつ計画を立てるなど、できることから取り組んでくことが大切です。「まだまだ先のこと」と軽く考えず、若いうちから老後資金の貯蓄をスタートさせましょう。

LIMO編集部