2. 社会保険制度の理解は欠かせない
紹介してきたように、さまざまな社会保険制度が給付金制度を設けていることがわかります。
さまざまなリスクから自分の生活を守るためにも、社会保険制度の理解は欠かせません。
たとえば、公的年金(国民年金・厚生年金)は「みんなで支え合う社会保険」方式で、老後だけでなく障害・遺族にも給付があります。
働けなくなった時の生活保障を行い、所得の再分配機能も担っています。
健康保険は、病気やケガ、出産時の医療費負担を軽減する保険です。保険料を全員で支払うことで、医療機関の窓口負担を抑えられる仕組みです。
雇用保険は、失業時や転職活動中の生活保障のための保険です。
高年齢雇用継続給付のように、雇用の促進や維持を促進する趣旨の給付金制度もあります。
介護保険は、65歳以上の高齢者や40歳以上の介護が必要な人のために、介護サービスの費用を給付する保険制度です。
自己負担を抑えながら在宅や施設の介護サービスを利用でき、高齢者の自立と介護者の負担軽減を目的としています。
これらの社会保険は「人生で起こるさまざまなリスクに備え、生活の安定を支える」役割を果たしています。
「自分が納めた税金や社会保険料がどのように使われているのか」という点にも意識を向け、利用できる給付金制度がないか探してみてください。
著者
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)
厚生労働省や保険業界・不動産業界での勤務を通じて、社会保険や保険、不動産投資の実務を担当。FP1級と社会保険労務士資格を活かして、多くの家庭の家計見直しや資産運用に関するアドバイスを行っている。金融メディアを中心に、これまで1000記事以上の執筆実績あり。保有資格は1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)、社会保険労務士、行政書士、宅地建物取引主任士など。
監修者
マネー編集部社会保障班は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア ~LIMO(リーモ)~』において、厚生労働省や官公庁の公開情報等をもとに社会保障制度や社会福祉、公的扶助、保険医療などをテーマに関する記事を執筆・編集・公開している。
マネー編集部社会保障班は、地方自治体職員出身の太田彩子、日本生命保険相互会社出身の村岸理美、株式会社三菱UFJ銀行と三井住友信託銀行株式会社出身の和田直子など、豊富な経験と知識を有した編集者で構成されている。表彰歴多数の編集者も複数在籍。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務や、国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担った実務経験者も在籍している。
CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)などの資格保有者も多数在籍。(最新更新日:2025年8月26日)