4. 年金生活者支援給付金はいつからもらえるのか?

「年金生活者支援給付金」を請求したあと、実際に支給が始まるのは、原則として「手続きをおこなった翌月分」からです。

ただし、新規に基礎年金の受給権を得た人の場合は異なるため注意しましょう。

受給権を得た日(※)から3カ月以内に「年金生活者支援給付金」の認定請求の手続きをおこなうことで、年金の受給権を得た日に「年金生活者支援給付金」の認定請求の手続きもおこなったものとみなされるため、さかのぼって支払われます。

受給権を得た日から3カ月を過ぎた場合は、手続きをおこなった翌月分から支給対象となります。もらいそびれないためにも、申請書類は早めに提出しましょう。

※老齢基礎年金の繰上げ受給中の人は、65歳到達の日。老齢基礎年金の繰下げ受給を選択する人は、繰下げの申出を行った日。

5. まとめ

年金生活者支援給付金の対象者には、9月以降に日本年金機構から申請書類が送られてきます。

手続きをしなければ給付金を受け取ることができないため、書類の中身を確認し、申請手続きを忘れないように注意しましょう。

高齢者世帯向けの支援制度は他にも複数あり、自治体によっても違いがあります。

申請手続きをしなければ受け取れないものもあるため、お住まいの地域の相談窓口か、自治体のホームページで最新の情報を確認しておきましょう。

参考資料

橋本 優理