4. まとめにかえて
今回は、「2割負担」になった人の急激な負担増を軽減する「配慮措置」の終了で「今後の医療費の増加はどれくらいになるのか?」解説しました。
2025年9月30日で「配慮措置」が終わると、医療費が急に増える可能性も考えられます。「2割負担」の対象者の所得基準などを確認して「自分はどの区分なのか」調べてみることもおすすめします。また、医療費が高額になりそうな場合は、高額療養費制度の自己負担限度額までで窓口負担を済ませることができる「限度額適用認定証」を、事前に申請しておくこととよいでしょう。後期高齢者医療制度や高額療養費制度など正しく理解し、事前に備えることで、いざという時でも安心して医療を受けることができます。
参考資料
- 厚生労働省「医療費の自己負担について」
- 厚生労働省「高額療養費制度を利用される皆さまへ」
- 東京都後期高齢者医療広域連合「自己負担割合が「2割」となる方への負担軽減(配慮措置)」
- 政府広報オンライン「後期高齢者医療制度 医療費の窓口負担割合はどれくらい?」
村岸 理美