3. お金を貯めるための基本的な5つのステップ

最後に、お金を貯めるための基本的なステップを5つご紹介します。

「お金を貯めよう」と決意すると、金利の良い銀行はどこか、積立投資で積極的に増やすべきかなど、一歩先のことに目が行きがちです。

しかし、その前に基本的なステップを飛ばしてしまうと、「貯蓄に回すお金がない」「せっかく貯めたお金を崩してしまった」ということになりかねません。

まずは、あらためて「基本」がきちんとできているか、一緒に確認していきましょう。

3.1 収支を把握する

まず、毎月のお金の流れを正確に把握することが重要です。

収入がいくらで、何にいくら使っているのかを可視化しましょう。家計簿アプリやノートを使うと、無駄な支出が見つけやすくなります。

3.2 貯金する金額を決める

収支を把握したら、毎月いくら貯金するか目標を設定します。収入の10%〜20%を目安にすると良いでしょう。

貯金する金額を先に確保し、残ったお金で生活するようにすると、自然と貯金が習慣化されます。

3.3 先取り貯金をする

給料が入ったらすぐに、貯金用の口座に決めた金額を移す「先取り貯金」が効果的です。自動積立定期預金などを利用すれば、手間なく確実に貯金できます。

3.4 固定費を見直す

家賃、通信費、保険料など、毎月必ず発生する固定費を見直しましょう。特にスマホの料金プランや保険は、見直すだけで大きな節約につながることがあります。

3.5 貯金専用の口座を持つ

生活費の口座と貯金用の口座を分けることで、お金を使いすぎることを防げます。複数の口座を使い分けることで、お金の管理がしやすくなるでしょう。

これらのステップは決して難しいことではありません。

日々の「意識」が「貯蓄」に繋がっていくことでしょう。できることから一つずつ実践してみてはいかがでしょうか。

参考資料

和田 直子