人生100年時代と言われる今、一般的な定年の年齢以降に長い時間が待っています。悠々自適の老後を迎えたいとは思うものの、将来のお金に不安がある人もいるのではないでしょうか。今回は老後の資金がなかなか貯まらない3つのケースとその対策を見ていきます。
1. 計画的にお金が貯められない
計画的にお金が貯められないという人は、以下のようなことを意識してみてください。
まず、給料日には手取り月収の2割(実家暮らしなら4割)程度を貯金用の口座に移してしまい、その口座のキャッシュカードは家に保管して、よっぽどのことがない限り使えないようにします。
次に、残りの8割(あるいは6割)から家賃や光熱費、通信費など毎月かかる固定費を除いた金額を4分割して、1週間ごとに使える予算を決めます。その予算のなかで外食や被服費、交際費などをやりくりするようにします。そのためには、使った金額をメモしたりレシートを保管したりして、残額がいくらあるかを把握できるようにしましょう。
このように先取り貯金をし、予算を立ててそれを超過しないようなやりくりができるようになることがポイントです。
2. 浪費癖がある
貯金ができないことはないのに、何かの拍子にパーッと使いたくなってしまったり、臨時収入があってもすぐに使ってしまったり。そんな傾向がある場合、仕事のストレスや劣等感など、現状に何らかの不満を抱いていることが多いものです。
そうしたストレスなどを買い物や暴飲暴食などで散財して解消することに慣れてしまうと、浪費癖がついてしまって将来困ることになりかねません。そんなときは、次のようなポイントに気をつけてお金の使い方を変えていきましょう。
- クレジットカードをやめてプリペイド式カードの中でやりくりする
- スマホに入っている通販サイトのアプリを削除する
- ショッピングセンターに足を踏み入れる回数を決める