【老齢年金生活者支援給付金】支給対象になるのはどんな人？高齢者世帯の生活意識「苦しい」「大変苦しい」が55.8％【申請しないともらえない】老齢年金生活者支援給付金を受け取るための「請求手続き」を解説

5. 【申請しないともらえない】老齢年金生活者支援給付金を受給するための「請求手続き」は？

公的年金本体と同様に、老齢年金生活者支援給付金を受け取るためには「請求手続き」が必要です。

今回は、手続きフローを「これから65歳を迎え、老齢年金の受給がスタートする人」と「すでに老齢年金を受給している人」に分けて紹介しておきましょう。

誕生日の3カ月前に、老齢基礎年金の請求書とともに給付金請求書が郵送されます。

必要事項を記入し、老齢基礎年金の請求書とともに最寄りの年金事務所に提出します。

新たに年金生活者支援給付金の対象となった場合、毎年9月1日から順次、年金生活者支援給付金請求書（はがき型）が届きます。

必要事項を記入し、郵便ポストに投函しましょう。

年金生活者支援給付金は、一度請求手続きを行えば「支給要件を満たす限り」2年目以降の請求手続きは不要です。

継続支給の判定は前年の所得に基づいておこなわれ、その結果が毎年10月分（12月支給分）から1年間反映されます。

給付額の改定に際しては「年金生活者支援給付金支給金額改定通知書」が届きます。

また、支給対象外となった場合には「年金生活者支援給付金不該当通知書」が届きます。

今回は「老齢年金生活者支援給付金」の支給対象になるのはどんな人なのか、支給要件をご紹介しました。

また、老齢年金生活者支援給付金を受け取るための「請求手続き」についても解説しました。

基礎年金を受給している方が、年金やその他の所得が一定基準額以下となっている場合、年金生活者支援給付金の支給対象になります。

今回ご紹介した老齢年金生活者支援給付金の支給対象になる場合、次回の支給日は8月15日金曜日です。

恒久的な制度なので、支給要件を満たしていて請求手続きを行うと、2カ月に1度の公的年金の支給日に「老齢年金生活者支援給付金」が支給されます。

申請しないともらえない制度となっているため、支給対象となるか確認し、申請漏れがないようにしましょう。

マネー編集部社会保障班