2. 熱中症保険とは?その特徴と仕組み

熱中症保険とは?

熱中症保険とは?

出所:takasu/shutterstock.com

国内で販売されている「熱中症保険」は、一般的に少額短期保険の一種であることが多いです。通常の医療保険とは異なり、必要な期間だけ加入できる柔軟さと手軽な保険料がメリットとしてあります。では、熱中症保険の特徴をポイントにしぼって解説します。

2.1 熱中症保険の主な特徴

①熱中症による入医療費の保障

医師から熱中症と診断され、入院や点滴などの治療を受けた場合に保険金が支払われます。保険会社によって契約回数に応じて保険金の支払い上限や、支払対象に制限がある場合があります。

②保障期間は短期、申し込み当日に保障開始の場合も

スマートフォンなどを使ったウェブ申し込みが一般的な熱中症保険ですが、保険会社によって申し込み当日から保障がスタートするものもあり、必要な日数だけ加入することができます。旅行や屋外活動の前だけ備えることも可能です。

③保険料は数百円とお手頃価格

1日から数日単位のプランもあり、保険料は1回数百円程度。クレジットカード払いに加え、保険会社によってポイントを使うことができる商品もあります。

2.2 注意:多くは「掛け捨て型」解約返戻金はありません

熱中症保険の多くは掛け捨て型で、途中解約しても返戻金はありません。あくまでリスクに備える「お守り代」として理解することが大切です。