2. 制作時間は約4時間、目玉の回転角度の微調整に苦労した

ギョロギョロ動く目玉のような「防犯グッズ」が投稿されると、ポストには13万件を超えるいいねが寄せられる大反響となりました。

投稿には「いいな、これ」「欲しい」「天才おった」「素晴らしいアイディアと才能」「確かにこれが付いていたらセキュリティレベルは高くなりそう」といった絶賛の声が殺到。

ほかにも「人が近付いたら『ジト〜』っと見つめて欲しい」「センサーつけて目と目が合うようにすると効果倍増w」「カメラで録画出来てたらもっと凄い」といった改良のアイデアも寄せられてポストは盛り上がっています。

投稿主の@hdiv6xeWxcLUS51さんは、電子工作が好きな高校生。普段から3Dプリンターなどを活用して作った作品をXに投稿しています。

今回、この装置を作ったきっかけを聞いてみると、「この装置に使っているサーボモーターがちょうど余っていて、何かに活用できないかと考えていました。そんなとき、海外の3Dプリンター用データをダウンロードできるサイトで偶然この目のデータを見つけ、『これは作るしかない!』と思い制作しました」とのこと。

完成した作品を見た@hdiv6xeWxcLUS51さんは「これって泥棒や不審者が見たら結構怖いのでは?」と思い、玄関に防犯対策として設置してみたのだそう。

制作時間と苦労した点についても伺うと、「制作時間は4時間ほどです。印刷時間は2時間です。モーターの回転角度の微調整が難しかったです。少しでも回しすぎると過負荷で部品が外れ、逆に回転が少ないと動きが不自然になってリアルさが失われてしまうので、そのバランスを見つけるのに時間がかかりました」と教えてくれました。

3. 家庭用のエントリーモデルなら2万円代から購入可能

3Dプリンターで作った防犯アイテムが話題となったことに関連し、ここからは3Dプリンターの価格を紹介します。

3次元の設計データをもとにして、手軽に立体造形ができる3Dプリンター。家庭用から業務用までさまざまなモデルが販売されており、家庭用のエントリーモデルは2万円代から購入できます。

一方、造形精度や造形速度が高いもの、大型の造形ができるものは、家庭用でも10万円を越える製品も。

また、3Dプリンター本体のほか、造形を行うにはフィラメントなどの材料費も必要で、フィラメントは一般的なもので1キロあたり2000~5000円程度です。

いかがでしょうか。今回は、Xで話題になっている3Dプリンターで作った防犯グッズを紹介しました。

参考資料

小野田 裕太