2. イングリッシュガーデンとは
イングリッシュガーデンは18世紀のイギリスで広まった庭園様式。それまでの幾何学的な庭とは異なり、自然の風景を再現したような、ナチュラルな美しさが特徴です。
多様な植物を組み合わせ、高低差や奥行きを出すことで、野山を散策しているかのような癒やしの空間を演出します。
3. イングリッシュガーデンをつくる4つのコツ
3.1 自然な景観を意識する
イングリッシュガーデンは、自然の中にいるようなナチュラル感を大切にしつつ、じつはお手入れがよく行き届いた、調和のとれた景観が特徴です。左右対称にせず、あえて不均等に植物を配置したり、小道を緩やかにカーブさせたりすることで、自然な雰囲気を演出できます。
3.2 多様な植物を組み合わせる
高さや形、質感の異なる植物を組み合わせたり、樹木・草花・つる性植物などをバランスよく取り入れたりすると、庭に奥行きと立体感が生まれます。
開花時期が違う品種を集めて、四季折々の花が咲く庭をつくりましょう。
3.3 色の組み合わせを考える
イングリッシュガーデンでは、隣り合う色の調和を意識することも大切なポイント。同系色でまとめたり、反対色を効果的に使ったりすることで、洗練された印象になります。
また、アクセントカラーや特徴的なフォルムを持つ植物を数ヵ所に配置するのもオススメ。植物の「繰り返し」が視覚的なリズムを生み、広がりを感じさせます。
3.4 小道や休憩スペースをつくる
庭の中を散策できる小道や、座って景色を楽しめるベンチやテラスを設けることで、庭の魅力がさらに高まります。自然石やレンガ、ウッドチップなど、素材感を活かしたものがイングリッシュガーデンに最適です。