2. 働いて収入を得たいならハローワークの「生涯現役相談窓口」の活用を
年金だけで生活できないときは、「働いて収入を得る」のが選択肢の一つになります。しかし、一般的に高齢になるほど再就職は難しく、民間の職業紹介事業者の利用も難しくなります。
そこで頼りになるのが、国の機関であるハローワークです。
全国の主要なハローワークでは、概ね60歳以上の高年齢者へ総合的な就労支援を実施する「生涯現役支援窓口」を設置しています。高齢者歓迎の求人情報の提供や短時間勤務やパート求人の紹介など、高齢者の方にマッチした就労支援を無料で行っている点が特徴です。
ハローワークでは、求職者だけでなく、採用で悩んでいる求人者(企業)もさまざまな相談をしています。つまり、ハローワークには「人手不足に悩んでおり、高齢者の採用に積極的な企業」の情報が集まっているのです。
自分だけで求人情報を集めるのは手間と時間がかかるため、豊富な情報が集まっているハローワークの利用を検討してみましょう。企業との面接会や説明会を開催しているハローワークもあるため、このようなマッチングの機会を有効活用するのも一つの手段です。