4. 2025年度の年金支給日カレンダー
改定後の年金がいつ振り込まれるのか、「2025年度の年金支給日カレンダー」をもとに確認していきましょう。
4.1 【2025年度の年金支給日カレンダー】支給日:支給対象月
- 2025年2月14日(金):12月・1月分
- 2025年4月15日(火) :2月・3月分
- 2025年6月13日(金) :4月・5月分
- 2025年8月15日(金) :6月・7月分
- 2025年10月15日(水) :8月・9月分
- 2025年12月15日(月) :10月・11月分
公的年金は、2カ月分がまとめて偶数月の15日(※)に支払われる仕組みです。
このため、2025年度の改定内容が反映された年金の支給は、6月以降となります。
※15日が土日・祝日の場合は、直前の平日に前倒しされます。
5. 年金とは別に「取り崩せる資金」を準備しよう
本記事では、シニア世帯における貯蓄状況や家計収支について見てきました。
シニア世代の主な収入源である年金は、物価や賃金に応じて変動しますが、目減りしているのが現状です。
安心して老後を迎えるためには、年金とは別に「取り崩せる資金」を準備することが重要です。まずは「ねんきんネット」や「ねんきん定期便」を活用し、自分の年金見込み額を確認しましょう。そのうえで、理想のセカンドライフを送るには毎月どれだけ不足するのかを把握することが第一歩です。
不足分が明確になれば、それが老後資金の目標額となります。時間を味方につけて、ご自身のペースで少しずつ資産形成を進めていきましょう。
参考資料
- 総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2024年(令和6年)平均結果-(二人以上の世帯)」
- 総務省統計局「家計調査報告〔家計収支編〕2024年(令和6年)平均結果の概要」
- 厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 厚生労働省「令和7年度の年金額改定についてお知らせします~年金額は前年度から 1.9%の引上げです~」
- 日本年金機構「年金はいつ支払われますか。」
- PRTIMES「約8割が「老後不安」、生活費と医療費が二大懸念。老後資金準備状況は「二極化傾向」。若年層の「ねんきん定期便」理解不足も浮き彫りに」
矢武 ひかる