シリーズでお伝えしている「注目小売店月次実績」。今回は牛丼チェーン店「すき家」他を運営するゼンショーHD(7550)の、2018年11月の月次動向及び過去実績、また過去1年の株価動向について振り返ってみましょう。
直近の月次実績はどうだったか
2018年12月3日に更新されたすき家の2018年11月の既存店売上高は、対前年同月比105.0%でプラス成長となりました。
内訳としては客数が同103.0%、客単価が同102.0%となり、客数と客単価ともにプラスとなっています。
今期の既存店売上高の振り返り
では、2019年3月期のここまでの既存店売上高はどう推移してきたのでしょうか。
既存店売上高は、5月を除くといずれの月もプラス成長となっています。上期の4~7月は客数がマイナスとなりましたが、8月以降はプラス成長が継続中。
なお、客単価は当期全ての月でプラス成長となっています。上期前半の客数減に苦戦はしたものの、8月以降は客数の回復もあり、5月以外は既存店のプラスが継続している状態です。
過去1年の株価動向はどうだったか
最後に同社の株価動向を見ていきましょう。
同社株価は6月25日の2,905円を天井に下落が継続しましたが、10月に2,000円目前で反転。11月に急騰を見せ12月は2,800円台からの取引を開始しており、6月高値の2,905円が目前となる値位置にあります。
既存店に加え全店でも5月以外はプラス成長を維持している中、6カ月続く既存店売上高のプラス成長がどこまで伸びるのかという点に注目が集まるのではないでしょうか。
参考データ:ゼンショーホールディングス IR情報 すき家月次売上推移
LIMO編集部