新NISAで投資を始める人が増えていますが、どのくらい資産を増やせるのかイメージできない人もいるかもしれません。
たとえば「月1万円」など少額な積立投資で、どれくらいの資産を築くことが期待できるのでしょうか。
そこで本記事では、新NISAで月1万円の積立投資を続けた場合、10年後、20年後、30年後に資産評価額がいくらになるのかシミュレーションします。
新NISAで投資をするメリットや、現実的な運用利回りについても紹介するため、ぜひ参考にしてみてください。
1. 新NISAは「非課税」で投資ができる
新NISAで投資をするメリットは、非課税で運用できる点です。
通常、投資で得た利益には約20%の税金が発生しますが、新NISA制度を利用して投資をすればこの税金がかからず利益全額を受け取れます。
例えば、100万円で購入した株式を130万円に値上がりしたタイミングで売却した場合、通常であれば利益30万円に対して約6万円(30万円×20%)の税金がかかります。
一方、新NISAで投資をすれば130万円をそのまま受け取れます。
そのため、新NISAで投資をすることで効率的な資産形成が可能です。
2. 新NISAで「月1万円」の積立投資をシミュレーション!
投資は高額な元本がなければ、効果が薄いと思う人もいるかもしれません。果たして、本当にそうなのでしょうか。
「月1万円」の積立投資を継続した場合の、10年後、20年後、30年後の資産評価額をシミュレーションしてみましょう。
なお、運用利回りは年率3%を前提とします。シミュレーションの結果は以下のとおりです。
2.1 利回り年率3%で月1万円の積立投資を続けた場合の資産評価額
積立期間 資産評価額(元本)
- 10年間 140万円(120万円)
- 20年間 328万円(240万円)
- 30年間 583万円(360万円)
金融庁のつみたてシミュレーターによると、30年間、月1万円の積立投資を続ければ583万円もの資産を築ける可能性があることがわかりました。
元本は360万円のため、新NISAでの投資により223万円もお金が増える計算です。
少額な投資でも長期間継続することで、大きな効果を得られることが期待できます。
3. 「利回り3%」での運用は現実的な数字なのか?
先ほどは年率3%での運用を前提に、月1万円の積立投資で築ける資産額をシミュレーションしました。
では、「年率3%」での運用は現実的な数字なのでしょうか。
日本の年金保険料の一部を運用するGPIFの、運用利回りを参考に考えてみましょう。
GPIFは年金を運用するため、国内外の債券や株式に分散投資してできる限りリスクを低減しつつ成果を出せる方針で資産運用をしています。
そんなGPIFの過去23年間の平均運用利回りは年率4.24%です。
そのため、先ほどのシミュレーションで条件とした「年率3%」での運用は決して難しい数字ではありません。
投資先によっては、もっと大きなリターンも期待できるでしょう。
ただし、資産運用において、リスクとリターンは比例します。
つまり、大きなリターンが期待できる金融商品は、価格変動リスクも大きい傾向にあることを理解しておくことが大切です。
もちろん投資に絶対はありませんが、資産運用をシミュレーションするうえでの一つの目安にしてみてください。
4. 少額から新NISAでの積立投資を始めよう!
本記事で紹介したとおり、「月1万円」の積立投資でも継続すれば、将来に向けた資金を築くことが期待できます。
保有している資産のバランスや家計の状況に合わせて、余剰資金がある場合は、資産運用を検討するのもよいでしょう。
「月1万円」であれば、毎月の節約で捻出できる人もいると思います。
ぜひ毎月の支出を見直して、将来に向けた資産形成について考えてみてはいかがでしょうか。


