1.4 【娯楽・交際費】老後も楽しみたいなら“ちょっと働く”のもアリ
娯楽費とは、基礎生活費ではなく趣味や生きがいを楽しむためのお金です。具体的には、旅行や外食を楽しんだり、孫へのプレゼントを買ったりする費用が該当します。
娯楽費まで公的年金でカバーするのは現実的ではないため、「自分が楽しむためのお金は自分で稼ぐ」というアプローチが有効です。
なお、現役時代のようなペースで働く必要はありません。たとえば、短時間勤務で毎月10万円の給与収入でも、年間で120万円の娯楽費用を得られます。趣味用品を購入したり、少し贅沢な旅行を楽しんだりするための費用として、十分な金額といえるでしょう。
昨今は高齢化や人手不足などの影響もあり、65歳以上の就業率が年々上昇しています。「65〜69歳」の就業率は52.0%と、2人に1人以上が働いている状況です。
心身が健康で、働く意欲と能力を有していれば、長く働いて自分が楽しむためのお金を稼ぐことは十分に可能です。