【申請しないと受け取れないお金5選】シニア世代は必見「給付金・手当・補助金」とは？《年金生活者も働くシニアも要チェック》対象者でも「申請」しなければもらえない点に注意！！

高年齢求職者給付金は、65歳以上の方が失業した際に支給される給付金です。

対象者：高年齢被保険者（65歳以上の雇用保険加入者）で失業した人
支給要件：下記の全ての要件を満たした人
- ①離職の日以前1年間に被保険者期間が通算して6カ月以上ある
- ②失業の状態にある：離職し「就職したいという積極的な意思といつでも就職できる能力（健康状態・家庭環境など）があり積極的に求職活動を行っているにもかかわらず就職できない状態」を指す
支給額：被保険者であった期間に応じて次の表に定める日数分の基本手当相当額

高年齢求職者給付金の額

出所：厚生労働省「離職されたみなさまへ＜高年齢求職者給付金のご案内＞」

65歳未満の失業手当と異なり、高年齢求職者給付金は一括で支給されるのが特徴です。

4. まとめにかえて

今回は、高齢者が受け取れる給付金や手当、補助制度についてご紹介しました。「こんな支援があるなんて知らなかった」という方も多いのではないでしょうか。

老後は医療費や介護費などの支出が増える一方で、年金だけでは不安を感じるという現役世代も少なくありません。

しかし、自己負担を軽減できる制度や、年金受給者を支える給付金など、生活をサポートしてくれる公的支援がしっかり用意されています。こうした制度を知らずに使わないままでいるのは、とてももったいないことです。

こうした制度を活用することで生活が大きく好転する、というものではありませんが、幾分か負担が軽くなるのではないでしょうか。

自治体が独自で行う支援制度もさまざまあります。国や自治体のホームページ等で調べて、自分が対象になるものがないかチェックしてみましょう。少しの行動が、将来の安心につながります。

※LIMOでは、個別の相談・お問い合わせにはお答えできません。

鶴田綾