2. 投資で損しないために…自分の「リスク許容度」をチェックしよう

自分に合った投資方法を実践するうえで必ず押さえておくべきことが、自分の「リスク許容度」です。リスク許容度とは、投資において損失が発生した際に、精神的・経済的にどれだけ耐えられるかを表す指標です。

リスク許容度が大きい方ほど、大きなリスクを取った運用ができます。

例えば、若くて十分な投資期間を確保できる方は、市場の下落があっても長期的に回復を待てる時間的な余裕があります。一方で、定年退職が近い方は損失を被ったときに回復を待てる時間が限られているため、リスク許容度は低くなるのが一般的です。

また、十分な貯蓄があり収入が安定している方は、投資で一時的な損失があっても生活に支障がありません。経済的に余裕がある方ほど、リスク許容度は大きいといえるでしょう。

このように、年齢や経済状況などを踏まえて、自分のリスク許容度を客観的に評価しましょう。他にも、投資を行う目的や投資経験の有無、損失に対する精神的ショックの大きさなどもリスク許容度に影響します。

自分のリスク許容度を知り、合っている投資方法を実践することで、長期的に安心して投資と向き合えます。

実際に投資を始めて損失が発生したとき、動揺する場合はリスク許容度を超えたリスクを取っている状況かもしれません。投資目標と投資手法が適しているかを確認しつつ、実際に投資経験を積みながら、リスクの取り方を調整していきましょう。