暖かくなると、ニョキニョキと顔を出し始める厄介な雑草たち。「草むしりが大変」「でも子供やペットが遊ぶ庭に除草剤は撒きたくないし…」とお悩みの方も多いことでしょう。

有効な雑草対策には固まる土や防草シートを敷く方法などがありますが、雑草の抑制効果が期待できるグランドカバー植物を植えるのもひとつの方法です。

そこでこの記事では、成長がゆっくりで比較的管理がしやすく、毎年きれいな花も楽しめるグランドカバー植物3種を、参考価格とともにご紹介。庭の雑草でお困りの際にぜひお役立てください。

1. この記事で紹介する「成長ゆっくり&おしゃれな花が咲くグランドカバー植物」

写真のアジュガほか、成長がゆっくりなグランドカバー植物をご紹介します1/5

青い小花を咲かせている、アジュガ。葉の色は赤や緑で、白い斑入り。

Cha.Gheysamool/shutterstock.com

  • シバザクラ[常緑]
  • アジュガ[常緑]
  • カーペットカスミソウ(オノエマンテマ)[半落葉]

どれもキレイな花が楽しめる植物ばかり。雑草対策をしながら、季節を感じられる庭をつくりたい方におすすめです。

また、アジュガやカーペットカスミソウは日陰向きの植物。記事後半では「日なた、日陰、半日陰、明るい日陰の違い」についても、わかりやすくお伝えします。

2. 植えっぱなしで雑草対策!成長ゆっくりなグランドカバー植物おすすめ3選

2.1 日なたにおすすめ!シバザクラ[常緑]

株いっぱいにキュートな花を咲かせる「シバザクラ」2/5

シバザクラの花が満開。色はピンク

piontec/shutterstock.com

  • 植え付け適期:春~梅雨前

ソメイヨシノが散る頃、サクラに似たカワイイ花をたくさん咲かせるシバザクラ。株いっぱいに花を咲かせるため、満開の時期はお花の絨毯を広げたような景色が楽しめます。

花色は濃いピンクや薄紫、白や複色など。キレイな花を保つためにも、日当たりと風通しが良く、人が踏まないエリアに植え付けるのがおすすめです。

繊細な見た目ですが、お手入れは1年に1回だけでOK。梅雨が訪れる前に草丈を低くして通気性を良くする「切り戻し」をおこない、夏越ししやすい状態に整えてあげましょう。

※参考価格:150円~400円前後(3号ポット苗)

2.2 日陰と寒さに強い!アジュガ[常緑]

花も葉もキレイな「アジュガ」3/5

アジュガが茂っている。花の色は薄い青紫、葉の色はブロンズ色

KanphotoSS/shutterstock.com

  • 植え付け適期:春~梅雨前・秋

春から初夏にかけ、青・紫・ピンクなどの花穂を立ち上げるように咲かせるアジュガ。耐陰性が強いので日陰のグランドカバーとして人気の植物です。

花だけでなく葉色のバリエーションが多いのも魅力。ライムグリーンやチョコレート色、斑入りや複色などオシャレな色が豊富にあり、花が無い時期もカラーリーフプランツとして活躍してくれます。

暑さと乾燥に弱いので、直射日光が強く当たる場所はNG。広がり過ぎたときは、春か秋に好みの場所で切り戻ししましょう。

※参考価格:200円~500円前後(3号ポット苗)

2.3 日陰で美しく咲く!カーペットカスミソウ(オノエマンテマ)[半落葉]

ナチュラルでカワイイ花が楽しめる「カーペットカスミソウ」4/5

カーペットカスミソウ、別名オノエマンテマ。白地に赤い筋が入っている

SUJITRA CHAOWDEE/shutterstock.com

  • 植え付け適期:春・秋

カーペットカスミソウは、春から初夏にかけて素朴な白い小花を咲かせる植物。カスミソウの仲間ですが、花束に使われるカスミソウよりも花は大きめ。満開時は株いっぱいに花が咲きます。

成長がゆっくりなので、小さなスペースでスポット的に使うのもおすすめ。玄関前や花壇の縁取り、アプローチの脇などをナチュラルに彩ってくれますよ。

風通しのよい半日陰を好み、高温多湿が苦手。やや寒冷地向きの多年草ですが、暖地でも開花後に切り戻しをして通気性を良くすると夏越しが可能です。冬は葉数が少なくなることもありますが、暖かくなると芽吹いて地面を覆います。

※参考価格:300円~700円前後(3号ポット苗)

3. 成長がゆっくりなグランドカバー植物で、ローメンテ&美しい庭に

グランドカバー植物のメリットは、雑草の抑制効果が期待できること。逆にデメリットは、這うように成長するため隣地へ越境しやすいことです。

広がりすぎないようにするためには、根止め板などを使って根や枝葉の広がりを防止し、適期に切り戻しや剪定をすることが大切です。

植える環境によって成長の早さは異なりますが、今回ご紹介した植物なら、草むしりよりは低い頻度のお手入れできれいなお庭を保てますよ。この記事を参考に、ローメンテで美しい庭を目指してみませんか?

4. 【ガーデニング豆知識】日なた、日陰、半日陰、明るい日陰とは?

日なた・日陰・半日陰・明るい日陰の違い5/5

日なた、日陰、半日陰、明るい日陰の違いとは?

出所:LIMO編集部作成

さいごに「日なた、日陰、半日陰、明るい日陰の違い」も整理しておきましょう。

  • 日なた:1日中よく日光が当たる場所。または、日陰になる時間が1日2~3時間程度。
  • 半日陰:半日程度(1日3~6時間程度)日が当たる場所。または、日なたの木の下など、木漏れ日がさす場所。
  • 明るい日陰:1日を通して直射日光はほとんど当たらないが、外壁や窓などの反射光で、ある程度の明るさがある場所。または、1日1~2時間程度日が当たる場所。
  • 日陰:1日を通して日光がほとんど当たらない場所。

「日陰で育つ」と言われている植物の多くは「半日陰」や「明るい日陰」を好みます。完全な「日陰」で生育できる植物もありますが、そのような場所では花つきや葉色が悪くなりがちです。

可能であれば、少しでも明るい場所や、1日1~2時間でも日光が当たる場所を選んで植え付けると、育てやすくなりますよ。

LIMOガーデニング部