独身時代はお給料もボーナスもすべて自分のためにも使えますが、結婚してからはなかなか独身時代のようにお金が使えませんし、自分の貯蓄を増やすのも難しくなります。

特に結婚直後~子供が生まれてからは、結婚式・新居への引越し・新婚旅行・出産・お宮参りやお食い初めなどの行事など、イベントも多く予想していたよりも出費がかさむものなのです。

また、共働きでダブルインカムだとしても保育園・家事効率化・習い事などに費用がかかり、出費は増える一方です。

現在1児の母である筆者が、自らの経験や反省をもとに、独身時代の賢いお金の使い方や貯め方について紹介していきます。

独身時代の資産は自分のもの! なるべく多く貯めよう

独身時代の貯蓄や不動産などの資産は、結婚後も共有財産とはならず自分のものと主張できます。最初から考えたくはないかもしれませんが、万が一離婚なんてことになった時にも自分の資産があれば安心です。

特に、女性の場合は夫の転職や転勤で自分の気持ちに反して専業主婦にならなければいけないこともあるでしょう。そんな状況で無収入、しかも資産がないとなると心配ですよね。

結婚してからの行事に備えるとともに、自分を守るためにもなるべく独身時代に資産を増やしておきましょう。

たとえば、一度に大きな金額が手に入るボーナスは、受け取ってすぐにあらかじめ決めておいた割合で定期預金や普段使わない別口座に移すなどして、不必要に使わない対策をすると貯蓄が増えます。

また、ただ銀行に預金をするだけではなく、独身のうちに投資信託・株・保険などの勉強をして、実際に運用してみることもおすすめです。

仕事でもプライベートでも2次会、3次会とダラダラしない

筆者は、飲んだりおしゃれなお店を開拓したりするのが好きで、独身時代は仕事のストレス発散を兼ねてよく飲み歩いていました。

しかし、今思えばどんなに飲んでもストレスは消えなかったですし、2次会・3次会と進んでも同じような話ばかりで全く生産性はなかったと後悔しています。

それに、夜遅くまで遊んでいると肌や胃も荒れますし、タクシーも頻繁に使うようになり、無駄な出費がかさみますよね。また、新しいおしゃれなお店もどんどんできるので、色々行ってもキリがないと気がつきました。

仕事関係の飲み会では、最初から参加しないのは印象が良くないと思いますが、2次会以降は思い切って帰ってしまいましょう。

プライベートでも質の良いお店で食事をして、楽しい気分のまま帰った方が後味もスッキリするので、その分無駄な出費を減らして貯蓄に回しましょう。

良質で長く使えるバッグや靴を購入

独身時代は流行のものや、20代でしか着られないデザインの服やブランドもののバッグ・靴を購入していましたが、特に子供が生まれてからは毎シーズン衣料品を新調しなくてはいけないので基本的に自分のものは後回しになりました。

そのため、結婚後も長く使える、少し背伸びしたハイブランドのものや、質の良い生地のカバンや靴を独身時代に購入することを強くおすすめします。

特にシンプルなデザインや色のハンドバッグや靴などは、子供の行事や冠婚葬祭にも使えるので、少し値がはっても一生物に投資しましょう。

旅行や習い事は悔いが残らないように

筆者は海外旅行が大好きで、学生時代~独身の社会人時代は年に2、3回は海外旅行に行っていました。

しかし、子供が産まれてからはお金のこともありますが、子供の体調や機嫌、安全性、衛生面、周りに対する配慮などを考えなければいけないので、なかなかフットワーク軽く出かけられません。

そのため、独身時代にヨーロッパの過酷なバックパッカーからドバイへのラグジュアリーな女子旅など、その時にしかできない体験ができて良かったと心から思っています。

旅行や習い事など、好きにできるのは独身時代だけなので、まだ独身の皆さんには自分の好きなことを思う存分楽しんでもらいたいと思います。

まとめ

買い物をする時は結婚後や子供が生まれてからのことも意識して、長く使えるかどうかを考えると良いですが、独身時代にしかできない旅行や習い事のような体験には思い切ってお金を使うのもありだと思います。

また、ダラダラとしたお金の使い方はせずに、少しでも多く貯蓄に回して将来に備えると安心です。

独身時代のお金は、貯める分と使う分でメリハリを付けて分けるようにしてくださいね。

勝目 麻希