2. 無駄遣いを防ぐコツ
年金生活に突入し、働いて収入を得ない場合は、受け取れる年金や資産からの取り崩し額をベースに生活設計をする必要があります。
年金が急増することは見込めないため、支出を抑える点にフォーカスして、家計の健全度を高めていきましょう。
2.1 金額ではなく「必要かどうか」で買い物をする
モノやサービスを購入するとき、金額ではなく「必要かどうか」という軸で判断しましょう。例えば、通常よりも半額で売られている商品を見た場合、感覚的に「お得」と感じます。
しかし、通常の半額であっても、生活に不要なものであれば無駄遣いに他なりません。不要な商品や価値を感じられない商品に関しては、金額に関係なく購入する必要性は低いでしょう。
2.2 使途不明金を放置しない
家計簿をつけていると、使途不明金が出てくることがあります。食費や娯楽費は明確に分類できるものの、コンビニでのちょっとした買い物やカフェ代など、ささいな出費が月間で通算すると1万円以上になっていることも少なくありません。
1回あたりの支出が小さいからと言って、使途不明金を放置するのはやめましょう。正確に家計簿をつけて支出を管理し、今後に向けた改善策を模索してみてください。
受給できる年金額はほぼ決まっている以上、自分自身で支出をコントロールする必要があります。普段の買い物を基本的にクレジットカードで行い、家計簿アプリにクレジットカードの情報を紐付ければ、無駄な買い物をあぶり出せるため便利です。
3. まとめにかえて
所得が一定基準以下の年金受給者の方は、申請することにより年金生活者支援給付金を受給できます。場合によっては年間で約6万円の給付を受けられるため、要件に該当する方は忘れずに申請しましょう。
年金生活に突入すると、ある程度決まった年金収入の中で、生活費をやりくりする必要があります。普段の生活の中で無駄遣いを減らすための工夫を行い、健全な家計管理を意識しましょう。
参考資料
柴田 充輝