厚生労働省年金局が公表する「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、公的年金の男女全体の平均月額は国民年金(老齢基礎年金)で5万7584円、厚生年金(国民年金部分も含む)で14万6429円です。
ただし、現役時代の年金加入状況により、老後に実際受け取る年金額はひとりひとりちがいます。
グラフから、国民年金・厚生年金ともに月額2万円未満の低年金となる人から、厚生年金を月額20万円以上受給する人まで、幅広いゾーンにちらばっていることが読み取れます。
年金とその他の所得を含めても、所得が一定基準以下となる人には「年金生活者支援給付金」の支給対象となる可能性があります。
次では、この「年金生活者支援給付金」の支給要件や金額について整理していきましょう。