8. まとめにかえて
今回は「年金生活者支援給付金」や、今のシニア世代の年金受給額事情を眺めてきました。初めてこの制度を知った方もいるかもしれませんね。
ただ、将来の物価の動向や、長期的な年金水準の変動は予測することはできません。
少子高齢化が進む日本では、公的年金制度の支え手となる若い世代は、この先確実に減っていきます。
公的年金だけに頼るのではなく、一人ひとりが自助努力で資産づくりを進める姿勢が求められているのかもしれません。こうした背景からも、NISAなどの税制優遇制度を活用した資産運用が広がりを見せています。
止まらぬ物価上昇が、世代を超えた多くの世帯の家計を圧迫しています。そんな中で、少しでも負担を軽くしながら資産づくりを進めていくためには、家計収支の見直しや改善が大切になってくるでしょう。