赤字転落の吉野家HDが急落! 日経平均株価は大幅反発

【東京株式市場】 2018年9月28日

株式市場の振り返り-日経平均株価は年初来高値を更新、一時27年弱ぶりの高値水準

2018年9月28日(金)の主要指標(カッコ内は前日終値比)

  • 日経平均株価 24,120円(+323円、+1.4%) 大幅反発
  • TOPIX 1,817.2(+17.1、+1.0%) 3日ぶり反発
  • 東証マザーズ総合指数 1,077.5(+10.2、+1.0%) 反発

東証1部上場銘柄の概況

  • 値上がり銘柄数:1,399、値下がり銘柄数:623、変わらず:82
  • 値上がり業種数:29、値下がり業種数:4
  • 年初来高値更新銘柄数:106、年初来安値更新銘柄数:7

東証1部の出来高は15億5,726万株、売買代金は3兆1,929億円(概算)となり、いずれも前日より増加しました。特段のニュースはありませんでしたが、NY市場の反発や円安進行等を手掛かりに、リスクオンモードが加速しました。

売買代金は3日ぶりに3兆円を上回る活況な商いとなっています。

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そのような中、日経平均株価は終日大幅なプラス圏で推移しました。寄り付きから+300円高近い水準を続け、後場の寄り付きでは一時+489円高まで上昇する場面が見られ、1月23日に付けた年初来高値(24,129円)を更新しています。

その後はやや売りに押されましたが、終値も大幅反発で引けました。ちなみに、取引時間中に付けた高値(24,286円)は、約26年10カ月ぶりの高値水準となっています。

なお、TOPIXも同じような値動きで続落となって3日ぶりの反発となりましたが、年初来高値更新には至っていません。上昇率も日経平均株価を下回っており、それだけ主力大型株への買い戻しが優勢だったと言えましょう。

東証マザーズ総合指数は反発、売買代金は3日連続で1,000億円を上回る

東証マザーズの出来高は7,734万株、売買代金は1,206億円となり、いずれも前日より減少しました。減少はしたものの、主力株を中心に個人投資家の物色意欲が回復し、売買代金は3日連続で1,000億円を大きく上回る活況な商いとなっています。

また、総合指数も反発となり、徐々に1,100ポイント回復を狙う態勢に入っていると見られます。今後はこの物色意欲が継続するのかが注目されましょう。

ソフトバンクGが急騰で年初来高値更新、最終赤字転落の吉野家HDは急落

個別銘柄では、主力大型株は軒並み大幅高となりましたが、とりわけ、ソフトバンクグループ(9984)が+5%高に迫る急騰となり、年初来高値を更新したのが目を引きました。

また、ソニー(6758)、塩野義製薬(4507)、中外製薬(4519)、ヤマハ(7951)、キッコーマン(2801)など株価指数寄与度の高い銘柄が年初来高値更新となっています。

その他では、ファーストリテイリング(9983)、資生堂(4911)、信越化学工業(4063)などが大きく値を上げました。

一方、ハイテク株に逆行安となる銘柄が散見され、パナソニック(6752)、オムロン(6645)、TDK(6762)、アルプス電気(6770)などが大きく値を下げ、ルネサスエレクトロニクス(6723)は一時▲6%安の急落となりました。

また、三井不動産(8801)や三菱地所(8802)など不動産株が安く推移し、自動車株ではスズキ(7269)が大幅安で引けています。

その他では、前日に最終赤字転落となる業績下方修正を発表した吉野家ホールディングス(9861)が▲5%強安の急落で終えたことが目を引きました。

新興市場では、そーせいグループ(4565)やサンバイオ(4592)が大きく値を下げ、前日に年初来高値更新となったシルバーライフ(9262)は急落となりました。一方、時価総額が最大のメルカリ(4385)は小幅上昇で続伸となっています。

葛西 裕一

ニュースレター

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国立大学卒業後、国内・外資系の金融機関にて23年勤務後に独立。証券アナリストなどの職務を経験し、ファイナンシャルプランナー関連等の金融系資格を多数保有。専門は株式投資、貴金属投資、年金、相続、不動産。