2. 日本で出版された本の翻訳版だった
話題となった美術本は、日本で出版された『絵師で彩る世界の名画』のフランス語翻訳版です。
「絵師で彩る世界の名画」は、歴史的な名画を現代の絵師が模写して描いた作品集。そんな日本の美術本がフランスで販売されているとは、フランスでのアニメやマンガ文化に対する関心の高さが伺えますね。
投稿主の@mirokuashさんに購入場所を伺うと、「パリ・ポンピドゥー・センターの売店です(本を中心に売っていたので本屋だったかもしれません)」とのこと。ポンピドゥー・センターとは、フランス・パリにある総合文化施設です。
本を発見した時の心境も聞いてみると、「まず表紙の真珠の耳飾りの少女のイラストに目を惹かれました。試し読みができたので少し見てみると、自分の知っている作品モチーフのものが殆どで、アニメや漫画が好きな事もあり興味を持ちました」と@mirokuashさん。
続けて、「巻末のイラストレーター一覧を見て日本の方々が描いている事に気づき、フランスで日本人の描いたイラスト本が売られている事が嬉しくなりお土産に購入しました(日本で元々発売されていた本の翻訳版、というのはその時知りませんでした)」と話してくれました。
ちなみに価格は18.15ユーロ(約3000円)とのこと。気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
フランスで唯一買った物
— Zong (@mirokuash) February 18, 2025
萌え萌え名画集 pic.twitter.com/AAPPumHN7e
3. フランスの2022年名目GDPは2兆7800億ドル
フランスで販売されていたアニメ絵の美術本が話題となったことに関連し、ここからはフランスの経済規模を紹介します。
ヨーロッパの中西部に位置し、北西はイギリス海峡、西は大西洋、南東は地中海に面しているフランス共和国。
面積は日本の約1.5倍である54万9134平方キロメートルで、人口は約6837万人(2024年1月1日、フランス国立統計経済研究所)です。
主要産業は自動車、化学、機械、食品、繊維、航空、原子力などで、農業は西ヨーロッパ最大の規模。2024年の名目GDPは3兆1300億ドル、一人当たりGDPは4万7359ドルとなっています。
いかがだったでしょうか。今回は、Xで話題になっているアニメ絵の美術本を紹介しました。
参考資料
小野田 裕太