2025年も物価の上昇が続いているため、「老後までにどれくらいの貯蓄を準備しておけばよいのか」「年金だけで生活できるのか」など、老後資金について不安に感じている方もいるのではないでしょうか。
本記事では、総務省や厚生労働省の調査データをもとに、65歳以上でリタイアしている夫婦世帯の「お金事情」を見ていきます。
「家計を見直したい」「老後資金の準備を進めていきたい」と考えている方は、ぜひ参考にご覧ください。
※金額等は執筆時点での情報にもとづいています。
1. 65歳以上・無職夫婦世帯の平均貯蓄額はいくらか?…答えは約2500万円
老後生活にまず欠かせないのが、現役時代から積み立てた「貯蓄」です。
老後を迎えるにあたっては、年金だけでは不足する生活費の補填はもちろん、家具や家電の買い替え、マイホームのリフォーム、万が一の病気や介護費用なども考慮をし、ある程度まとまった貯蓄を保有しておきたいものです。
現役引退後に有利な条件で金融機関からお金を借り入れることができないのが、老後の最大の問題点です。