4. 日々コツコツと貯めていく貯蓄習慣をつけよう

60歳代のお金事情を確認してきましたが、将来の年金受給予定額を調べることはできるものの、年金額は毎年度改定があるので実際に老後になってみていくら受給できるかはわかりにくいところもあるでしょう。

人生100年時代となると、65歳から年金を受給したとしても老後は35年間。その間に年金受給額がどうなるか、また物価などがどうなるかも想像しづらいところがあります。

老後資金については不透明なところもあるからこそ、早くからコツコツとできる範囲で貯めておきたいところ。

先に貯蓄をしてから残りで生活する「先取り貯金」であれば、確実に貯めていきやすい方法ではあるので取り入れるとよいでしょう。

先取り貯金では、新NISAやiDeCoを利用して積立投資で資産運用をおこなうことも可能ですので、情報収集されるとよいでしょう。資産運用はリスクがありますが、きちんと調べて自身に合った商品や投資方法を選び運用していくことで、効率的に運用できる場合もあります。

先取り貯金は貯蓄額や貯蓄方法を定期的に見直すことも大切です。特に収入や支出が変わったタイミングでは見直すよう、心がけてください。

他にも長く働き続けて仕事による収入を増やすなどで、老後資金に備えることも可能です。老後に向けて自身で対策できる方法を探していきましょう。

参考資料

宮野 茉莉子