6. 【4月分から増額】2025年度「年金生活者支援給付金」の給付額
公的年金と同じく、年金生活者支援給付金は年度ごとに見直されます。2025年4月分からの給付額、および基準額は物価上昇率を踏まえ、前年より2.7%の引き上げとなりました。
- 老齢年金生活者支援給付金(月額):5450円(※基準額)
- 障害年金生活者支援給付金(月額):1級6813円・2級5450円
- 遺族年金生活者支援給付金(月額):5450円
老齢年金生活者支援給付金のみ上記は「基準額」となり、これをもとに保険料納付済期間などに基づいて実際の支給額が計算されます。なお、改定後の金額となるのは「2025年4月分」の給付金からとなります。
7. 家計管理や資産づくり「思うように進まない時もあるけれど…」
今回は、住民税非課税世帯を対象とする給付金についてお伝えしました。支給対象となった場合は、しっかり受け取り、生活の助けとして有効活用しましょう。
「人生100年時代」目前に迫るいま。少子高齢化や物価上昇が進む中、将来のための資産づくりは大切になります。でも、ときには資産づくりや家計管理が思うように進まないこともあるでしょう。
そんな今だからこそ、こうした公的支援に関するアンテナを高く張っておくことは、暮らしとお金を守る手段の一つと言えるでしょう。給付金や優遇措置など、活用できそうな制度を知っておけば、家計の負担を和らげることに繋がるかもしれません。
また、将来のための資産づくりも重要です。まずは、資産の価値を守ることを意識し、無理のない範囲で運用を考えてみましょう。
資産運用には自己責任が伴いますが、預貯金や保険に加え、投資信託などの有価証券に資産をバランスよく振り分けていくことで、資産を守る力を高めることに繋がりやすくなります。
資産運用は、運用期間が長くなるほど効果が期待できます。メリット・デメリットの両面を理解したうえで、無理のない金額からのスタートを検討してみることをお勧めします。