4. 富裕層の共通点その3:お金を単なるツールとして捉えている

お金をツールとしてとらえ感情とは切り離す

お金を持つ写真

出所:kai keisuke/shutterstock.com

富裕層の方々は、お金に対する考え方が非常に合理的です。

多くの人が「お金を貯める」ことを目的としてしまいがちですが、富裕層の方々はお金をあくまでも「目標を達成するためのツール」として捉えています。

このため、必要な場面では躊躇なく使い、逆に不要なものには一切出費をしないという、徹底したメリハリが見られます。

たとえば、自己成長や資産形成に役立つことには惜しみなく投資をする一方で、無駄遣いや浪費には興味を持ちません。「お金を使うことで、どれだけの価値が得られるか」という視点を常に持っているため、支出が未来につながる投資かどうかを素早く判断できるのです。

お金に振り回されるのではなく、ツールとして割り切って捉えることが、富裕層たちのさらなる成功を支えているのでしょう。

5. まとめにかえて

今回は富裕層に共通するお金の使い方について、元銀行員である筆者の経験からお伝えしました。

富裕層に共通する特徴として、「決断の軸を持っている」「経験に投資する」「お金をツールとして捉える」という3つを挙げました。これらの考え方は、必ずしも特別なものではなく、日々の生活や資産管理に取り入れられる要素でもあります。

ぜひ、この記事で紹介した富裕層の考え方を参考に、自分に合ったお金との付き合い方を見つけてみてください。

参考資料

三石 由佳