2. 特別職の冬のボーナスはいくらか
次に、大臣や最高裁長官などの特別職が受け取ったボーナスを確認しましょう。内閣官房内閣人事局「令和6年12月期の期末・勤勉手当を国家公務員に支給」によると、特別職の冬のボーナスの目安は以下のとおりです。
2.1 特別職の冬のボーナス
- 内閣総理大臣 約579万円(返納後 約392万円)
- 国務大臣 約422万円(返納後 約327万円)
- 最高裁長官 約579万円
- 衆・参両院議長 約535万円
- 国会議員 約319万円
内閣総理大臣と国務大臣については、行財政改革を推進するためボーナスの30パーセント、国務大臣は20パーセントを国庫に返納します。そのため、ボーナスを最も受け取る特別職は、最高裁長官で約579万円です。次に、衆・参両院議長の約535万円と続きます。
また、2024年10月1日に就任した石破内閣総理大臣は就任期間が短いことから、支給額は約397万円・返納後の金額は約341万円となります。
いずれにせよ、特別職は通常の会社員では受け取れない高額なボーナスをもらうことが可能です。1回のボーナスが500万円を超えることに、驚く人もいるのではないでしょうか。
一方で、役職の重要性を考えると、妥当な金額と感じる人もいるかもしれません。