4. 求める幸せは人それぞれ。ただし老後まで含めたマネープランの検討を
一昔前は結婚する人の割合が多かったですが、生き方が多様化している今、必ずしも結婚を選ばない人も増えています。
そもそも結婚は結婚生活のはじまりであり、したから幸せになれるというわけでもありません。
求める幸せは人それぞれ。
世帯構造として単身世帯、夫婦のみの世帯、夫婦と未婚の子のみの世帯、ひとり親と未婚の子のみの世帯などがありますが、それぞれが生活する中で各々の求める幸せを考え、行動してつかんでいくものです。
ただし考えておきたいのが、おひとりさまは自身で今、そして老後も生活していくこと。現役時代は仕事による収入がありますが、老後は年金や貯蓄を切り崩すなどで生活する方が多いでしょう。
2024年12月に公開された厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、厚生年金と国民年金の平均月額は以下の通り。
4.1 【国民年金】平均年金月額
- 〈全体〉平均年金月額:5万7584円
- 〈男性〉平均年金月額:5万9965円
- 〈女性〉平均年金月額:5万5777円
4.2 【厚生年金】平均年金月額
- 〈全体〉平均年金月額:14万6429円
- 〈男性〉平均年金月額:16万6606円
- 〈女性〉平均年金月額:10万7200円
※国民年金部分を含む
国民年金で5万円台、厚生年金で14万円台が平均となっており、年金のみでは生活できない場合もあるので現役時代からまとまった貯蓄を用意する必要があるでしょう。
年金は実際には加入状況により個人差が大きいので、ねんきんネットやねんきん定期便で自身の受給予定額は早めに確認しましょう。