2. 4つの内陸県の「人口」を比較すると…
総務省が公表している「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」によると、内陸県で二番目に人口の多い県は、長野県です。気になる人口は、202万8135人(2024年1月1日時点)となっています。
長野県の人口は、47都道府県中16位で、中部地方では愛知県、静岡県、新潟県に次いで4番目の規模です。県には77の市町村があり、人口は長野市(36万5572人)、松本市(23万5475人)、上田市(15万2484人)の順で多くなっています。
長野県に次いで人口の多い内陸県は、岐阜県の196万7862人。次いで群馬県の191万9232人、栃木県の191万6787人という順番でした。
ちなみに、内陸県で一番人口が多いのは埼玉県で、一番人口が少ないのは山梨県です。埼玉県の人口順位は47都道府県中5位、山梨県は41位となっています。
3. 長野県の県内総生産は名目8兆6243億円
ここからは内陸県で二番目に人口の多い長野県について紹介します。
長野県は本州のほぼ中央に位置し、東西に約120キロメートル、南北に約212キロメートルと南北に長い形をしています。新潟県、群馬県、埼玉県、山梨県、静岡県、愛知県、岐阜県、富山県に接しており、隣接する県の数は47都道府県で最多です。
総面積は1万3561.56平方キロメートルで、47都道府県で4位の大きさ。森林率は79%と高く、奥穂高岳、槍ヶ岳、荒川岳など3000メートル越えの山々が連なっています。
気候は気温の年較差・日較差が大きい内陸性気候ですが、地形が複雑で南北に長いため、平均気温や降水量、日照時間は地域によって大きく異なります。
経済面を見てみると、2021年度の県内総生産は名目8兆6243億円。一人当たりの県民所得は294万9000円でした。
いかがでしょうか。今回は内陸県で二番目に人口の多い県について紹介しました。
3.1 調査概要
- 調査日:2024年12月23日
- 調査人数:100人(全国の10歳代~60歳代)
- クロス・マーケティング QiQUMOを利用した調査
参考資料
- クロス・マーケティング QiQUMO
- 国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」
- 総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」
- 林野庁「都道府県別森林率・人工林率(令和4年3月31日現在)」
- 長野県「長野県の県民経済計算」
小野田 裕太