3. 【年代別】住民税非課税世帯の割合を「30歳代～80歳代」で比較
厚生労働省「令和5年国民生活基礎調査」を参考に、年代別の住民税非課税世帯の割合（全世帯に占める住民税非課税世帯の割合）を紹介します。
- 30歳代：12.0％
- 40歳代：10.0％
- 50歳代：13.6％
- 60歳代：21.7％
- 70歳代：35.9％
- 80歳代：52.5％
- 65歳以上（再掲）：38.1%
- 75歳以上（再掲）：49.1％
かります。
65歳以上の世帯では、38.1％が住民税非課税世帯に該当しています。
そのため、年金を受給し始める年齢になると、「生活が厳しくなるのでは？」と感じるかもしれません。
しかし、年金生活が厳しいと感じる世帯もあれば、住民税非課税世帯でありながら、余裕のある生活を送っている世帯もあるのが事実です。
これは、住民税非課税世帯の要件には貯蓄額が考慮されないためです。
高齢者世帯が住民税非課税世帯に該当しやすい理由として、主に3つの要因が挙げられます。
- 収入が減る
- 住民税非課税世帯の目安となる「所得45万円」は、給与収入より年金収入のほうが高くなる
- 遺族年金は非課税である
住民税非課税世帯の判定には、資産の有無は関係ないことから、高齢者世帯がどれくらいの貯蓄を持っているかを気にする方も多いかもしれません。
次章では、現在70歳代の人がどれほどの金融資産を保有しているかについて、詳しく見ていきます。
