2. 4つの県の「面積が大きい市町村」を比較すると…
国土地理院が公表している「全国都道府県市町村別面積調」によると、2024年7月1日時点で東北地方で一番「面積が大きい市町村」を持つ県は、山形県です。
東北地方で一番面積が大きい市町村は山形県の鶴岡市で、面積は1311.51平方キロメートル。2005年に藤島町、羽黒町、櫛引町、朝日村、温海町と合併して現在の市域となり、人口は山形県で2番目に多い市です。
鶴岡市に続いて2番目に面積が広いのは、岩手県宮古市で1259.18平方キロメートル。3番目は岩手県一関市で1256.42平方キロメートル、4番目は福島県いわき市で1232.51平方キロメートルでした。
ちなみに、鶴岡市は全国的に見ても面積が大きな市で、全国順位では11位にランクイン。
岩手県宮古市は全国12位、岩手県一関市は全国13位、福島県いわき市は全国16位で、上位20位に東北地方の市は6つランクインしました。(出所:国土地理院「市区町村別面積の順位 大小各20位」)。
3. 山形県の県内総生産は4兆2825億円
ここからは東北地方で一番「面積が大きい市町村」を持つ山形県について紹介します。
山形県は東北地方の日本海側に位置し、宮城県、秋田県、福島県、新潟県と隣接しています。面積は9323.46平方キロメートルで、全国47都道府県で9番目に大きな県です。
置賜、村山、最上、庄内の4つの地域に大きく区分され、地勢や江戸時代の幕藩体制のなごりから、それぞれ特有の文化を有しています。
13市19町3村で構成されており、人口は2024年4月時点で102万372人。県の人口TOP3の都市は以下の通りです(出所:国土地理協会「2024年4月調査 市町村別 人口・世帯数(日本人住民+外国人住民)山形県」)。
- 山形市 23万6855人
- 鶴岡市 11万7821人
- 酒田市 9万5031人
経済面を見てみると、2021年度の県内総生産は名目4兆2825億円。1人当たりの県民所得は286万1000円でした。
いかがでしょうか。今回は東北地方で一番「面積が大きい市町村」を持つ県について紹介しました。
3.1 調査概要
- 調査日:2024年11月25日
- 調査人数:100人(全国の10歳代~60歳代)
- クロス・マーケティング QiQUMOを利用した調査
参考資料
- クロス・マーケティング QiQUMO
- 国土地理院「都道府県別面積の順位」
- 国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」
- 鶴岡市「沿革」
- 国土地理院「市区町村別面積の順位 大小各20位」
- 国土地理協会「2024年4月調査 市町村別 人口・世帯数(日本人住民+外国人住民)山形県」
- 山形県「山形県県民経済計算」
小野田 裕太