不祥事発覚のスズキとヤマハ発動機が急落! 日経平均株価は続落

【東京株式市場】 2018年8月9日

株式市場の振り返り-日経平均株価は続落、後場に一時プラス圏へ浮上する場面も

2018年8月9日(木)の主要指標(カッコ内は前日終値比)

  • 日経平均株価 22,598円(▲45円、▲0.2%) 続落
  • TOPIX 1,740.1(▲4.5、▲0.3%) 続落
  • 東証マザーズ総合指数 1,028.4(+0.8、+0.1%) 3日続伸

東証1部上場銘柄の概況

  • 値上がり銘柄数:849、値下がり銘柄数:1,157、変わらず:98
  • 値上がり業種数9、値下がり業種数:24
  • 年初来高値更新銘柄数:28、年初来安値更新銘柄数:83

東証1部の出来高は13億1,009万株、売買代金は2兆1,833億円(概算)となり、いずれも前日より減少しました。米国NY市場の下落に加え、9日から始まる日米政府の閣僚級による通商協議への警戒心が高まり、模様眺めムードが強まりました。

ただ、活況な商いではありませんでしたが、売買代金は2兆2,000億円近くになっており、閑散相場という状況でもなかったようです。

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そのような中、日経平均株価は軟調な展開となりましたが、底堅さも見せた値動きとなりました。NY市場の下落や円高等を受け、寄り付きから安く推移し、前場の序盤には一時▲146円安となる場面も見られました。しかし、その後は徐々に下げ幅を縮小し、後場の終盤には一時+4円高となってプラス圏へ浮上します。

最後は再び失速して続落となりましたが、大きく売り込まれることなく終わったと言えましょう。

なお、TOPIXも同じような値動きで続落となっています。

東証マザーズ総合指数は3日続伸、売買代金は20日連続で1,000億円割れ

東証マザーズの出来高は3,363万株、売買代金は738億円となり、いずれも前日より小幅減少となりました。依然として個人投資家の物色意欲の戻りは鈍く、出来高は連日で4,000万株を割り込み、売買代金は20日連続で1,000億円を下回る低調な商いとなっています。

なお、総合指数は小幅上昇となって3日続伸で引けました。ただ、引き続き1,000ポイント割れの懸念が残ることに変わりはなく、個人投資家の投資意欲を刺激するような物色テーマの登場が待たれましょう。

不祥事発覚のスズキとヤマハ発動機が急落、前日急落の資生堂は急反発

個別銘柄では、排ガス検査の不適切対応が明るみに出たスズキ(7269)が一時▲7%安に迫る急落となり、同じく不適切検査のヤマハ発動機(7272)も一時▲6%安に迫る急落となりました。また、同様の事案のマツダ(7261)も大幅安になるなど、不祥事による自動車株の下落が顕著になっています。

その他では、前日に決算発表を行った大和ハウス工業(1925)が一時▲7%超安の急落となって年初来安値を更新し、アサヒグループホールディングス(2502)も安値更新となりました。

一方、前日に急落した資生堂(4911)が一時+8%超高の急反発となり、NTTドコモ(9437)は年初来高値を更新しました。

また、経営再建を進める中で外部企業への支援要請が報じられたパイオニア(6773)が一時+16%超高の爆騰となりました。ただ、前日終値の118円が一時137円まで上昇したという低位の値動きに過ぎなかったようです。

その他では、通期業績予想を大幅に上方修正した昭和電工(4004)が一時+10%高に迫る爆騰となって年初来高値更新となり、同じ黒鉛電極関連銘柄の東海カーボン(5301)や日本カーボン(5302)も急騰したのが目を引きました。

新興市場では、エナリス(6079)が値を飛ばしてストップ高となり、決算発表を控えたメルカリ(4385)も堅調に推移しました。一方、中村超硬(6166)は▲20%超安の暴落となり、ストップ安で引けています。

青山 諭志

ニュースレター

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慶應義塾大学卒業後、国内大手及び外資系大手金融機関に合わせて10年以上勤務し、株式市場を中心にマーケット関連の仕事に従事。その後独立。金融機関では主にアナリストとして企業や産業調査活動に従事。調査内容としてはミクロ・セミマクロが主な分析対象だが、好きなのはマクロ分析。記事で取り扱うテーマはマーケット動向、企業分析といった株式市場関連の分析や貯蓄や投資といった個人の資産運用動向を取り扱う。最近は「富の分配」問題や「お金持ち」である富裕層研究にも時間を割いている。その他に興味のある分野はブロックチェーン技術とゲノム(ジーノム)。