大成建設ショックでゼネコン株急落! 日経平均株価は小反落

【東京株式市場】 2018年8月6日

株式市場の振り返り-日経平均株価は小反落、一時+110円高も後場に値を消す

2018年8月6日(月)の主要指標(カッコ内は前日終値比)

  • 日経平均株価 22,507円(▲17円、▲0.1%) 小反落
  • TOPIX 1,732.9(▲9.6、▲0.6%) 3日続落
  • 東証マザーズ総合指数 1,006.8(▲13.5、▲1.3%) 続落

東証1部上場銘柄の概況

  • 値上がり銘柄数:540、値下がり銘柄数:1,486、変わらず:77
  • 値上がり業種数9、値下がり業種数:24
  • 年初来高値更新銘柄数:23、年初来安値更新銘柄数:121

東証1部の出来高は13億5,067万株、売買代金は2兆858億円(概算)となり、いずれも先週末より減少しました。先週末に発表された米国の雇用統計を好感する向きもありましたが、米中貿易摩擦の懸念等もあり、週初は模様眺めに徹した投資家が多かったようです。

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売買代金もかろうじて2兆円を維持する状況に止まりました。

そのような中、日経平均株価は方向感に欠ける展開となりました。前場の半ば以降は堅調に推移し、前引け直前には一時+110円高まで上昇しましたが、後場に入ると値を消して終盤には一時▲38円安まで下落する場面がありました。

結局、最後はプラス圏に浮上することなく、小反落で引けています。

なお、TOPIXも同じような値動きとなって3日続落で引けました。下落率は日経平均株価より大きくなっており、広範囲に売りが優勢だったことを示唆しています。

東証マザーズ総合指数は続落、売買代金は17日連続で1,000億円割れ

東証マザーズの出来高は4,848万株、売買代金は925億円となりました。出来高は先週末より減少しましたが、売買代金は小幅増加となっています。依然として個人投資家の物色意欲の戻りは鈍く、売買代金は17日連続で1,000億円を下回る低調な商いとなっています。

また、一部の主力株が下落した結果、総合指数も続落となり、安値引けで終わりました。なんとか1,000ポイントを維持しましたが、1,000ポイント割れの懸念が一層高まる中、個人投資家の投資意欲を刺激するような物色テーマの登場が待たれます。

スズキが連日の上場来高値更新、大成建設は決算発表直後に一時▲14%超安の暴落

個別銘柄では、先週末に大爆騰したスズキ(7269)が一時+5%高まで上昇する連日の急騰となり、年初来高値を更新しました(上場来高値でもあります)。また、引け後に決算発表を控えたソフトバンクグループ(9984)が大幅高となり、ファナック(6954)も堅調に推移しています。

その他では、先週末に好決算を発表したライオン(4912)が一時+11%超高の爆騰となり、花王(4452)も上昇して引けました。

一方、トヨタ自動車(7203)が軟調に推移し、取引時間中に決算発表を行ったSUBARU(7270)も大きく値を下げました。

また、同じく取引時間中に大幅減益の決算を発表した大成建設(1801)が発表直後から値を下げ、一時▲14%超安の大暴落となりました。清水建設(1803)など他のゼネコン株も軒並み急落し、鹿島(1812)と大林組(1802)は年初来安値を更新しています。

その他では、任天堂(7974)が大幅安となり、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)など銀行株が大きく値を下げたのが目を引きました。

新興市場では、窪田製薬ホールディングス(4596)が連日の年初来安値更新となり、ブライトパス・バイオ(4594)も大幅安となりました。また、ジェイテックコーポレーション(3446)も安値更新となり、串カツ田中ホールディングス(3547)も大幅下落で引けています。一方、ユナイテッド(2497)が一時+18%超高の爆騰となりました。

青山 諭志

参考記事

慶應義塾大学卒業後、国内大手及び外資系大手金融機関に合わせて10年以上勤務し、株式市場を中心にマーケット関連の仕事に従事。その後独立。金融機関では主にアナリストとして企業や産業調査活動に従事。調査内容としてはミクロ・セミマクロが主な分析対象だが、好きなのはマクロ分析。記事で取り扱うテーマはマーケット動向、企業分析といった株式市場関連の分析や貯蓄や投資といった個人の資産運用動向を取り扱う。最近は「富の分配」問題や「お金持ち」である富裕層研究にも時間を割いている。その他に興味のある分野はブロックチェーン技術とゲノム(ジーノム)。