国民年金と厚生年金の受給額が実際にどのくらいになるのか、不安に感じている方も多いのではないでしょうか?
本記事では、年金の受給額に関する基本的な情報を分かりやすく解説します。どのように計算され、受給額にどんな影響があるのか、具体的な金額の目安を知ることで、老後の生活設計に役立てることができます。
年金額を把握することで、将来の不安を減らし、安心した老後を迎えるための第一歩を踏み出しましょう。
1. 国民年金と厚生年金の基本的な仕組み
国民年金と厚生年金は、日本の公的年金制度の二本柱であり、それぞれ異なる仕組みで成り立っています。
上図を見てもわかるように、国民年金は20歳から60歳未満までの日本に住む全員が原則として加入する年金制度で、40年間の保険料納付が満額受給の条件です。
2024年時点での国民年金の満額受給額は、月額約6万8000円です。国民年金は納付期間が長いほど受給額が増え、未納や免除期間があると減額になります。
一方、厚生年金は会社員や公務員が加入する年金制度です。厚生年金は国民年金に上乗せされる形で支給され、加入期間や報酬額によって受給額が決まる仕組みです。