2024年9月17日の金融庁「新NISA口座の利用状況に関する調査結果の公表について」によると、2024年6月末時点での新NISA口座数は2427万6789口座になりました。

NISA買付合計額は10兆円を超え、2024年3月末時点のNISA買付額からの増加率は64.0%と新NISAで資産運用する方が増えています。

今回は、つみたて投資で「毎月1・3・5・9万円」で20年間運用した際に資産2000万円を達成するシミュレーションを紹介していきます。

資産2000万円貯めるための利回りもわかるため、ぜひ参考にしてください。

1. 新NISA制度をわかりやすく解説

まずは新NISAについて解説していきます。

通常、株式や投資信託などの金融商品に投資をすると、売却して得た利益や受け取った配当・分配金に対して係る税金は20.315%です。

一方、新NISAで金融商品に投資して得られる利益は非課税になります。

【写真全5枚/1枚目】新NISA制度の概要。2枚目以降はつみたてシミュレーション結果を掲載1/5

新NISA制度の概要

出所:金融庁「NISAを利用する皆さまへ」

1.1 新NISAの成長投資枠

  • 年間投資枠:240万円
  • 非課税保有期間:無期限
  • 投資対象商品:上場株式・投資信託等

1.2 新NISAのつみたて投資枠

  • 年間投資枠:120万円
  • 非課税保有期間:無期限
  • 投資対象商品:長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託

次章では、つみたて投資で20年後に「資産2000万円」を、毎月1・3・5・9万円で達成するためのシミュレーションを紹介します。

新NISAでできるつみたて投資枠は1800万円のため、毎月一定金額を積み立てて、資産2000万円貯めるシミュレーションとしてご覧ください。

2. 「月1万円・20年間」で資産2000万円運用は利回り18%で資産2309万円

今回は、すべてのシミュレーションで20年間運用できたと仮定して、「毎月1・3・5・9万円」のつみたて投資で資産2000万円達成できるかどうかを試算しています。

新NISAのつみたて投資で「月1万円・20年間」で運用した場合の結果を見ていきましょう。

「月1万円・20年間・利回り18%」で資産2309万円になります。

「月1万円・20年間・利回り18%」で運用した場合2/5

「月1万円・20年間・利回り18%」で運用した場合

出所:金融庁「つみたてシミュレーター」

2.1 シミュレーション結果

  • 2309万円(元本240万円+運用収益2069万円)

元本240万円に対し、運用収益が2069万円になりました。

利回り18%の運用商品は、高利回りでリスクも高い傾向があります。

投資を検討する際は、リスクとリターンを理解して運用しましょう。

大きなリスクを避けたい場合は、毎月1万円を20年間のつみたて投資で2000万円達成は難しくなります。

次は、月3万円のシミュレーションを見てみましょう。

3. 「月3万円・利回り9%・20年間」で資産2004万円

新NISAのつみたて投資で「月3万円・20年間」運用した場合、利回り9%で資産2004万円です。

「月3万円・利回り9%・20年間」で運用した場合3/5

「月3万円・利回り9%・20年間」で運用した場合

出所:金融庁「つみたてシミュレーター」

3.1 シミュレーション結果

  • 2004万円(元本720万円+運用収益1284万円)

元本720万円に対し、運用収益が1284万円になりました。

利回り9%での運用についても比較的ハイリスクハイリターンの運用が想定されます。

余裕資金が3万円で長期運用が可能なら、利回り3%、33年間で2025万円となります。

運用期間を伸ばせる世帯なら、実現可能な試算といえるでしょう。

次は、毎月5万円運用したときのシミュレーションを見てみましょう。

4. 「月5万円・利回り5%・20年間」で資産2055万円

新NISAのつみたて投資で「月5万円・20年間」運用した場合、利回り5%で資産2055万円です。

「月5万円・利回り5%・20年間」で運用した場合4/5

「月5万円・利回り5%・20年間」で運用した場合

出所:金融庁「つみたてシミュレーター」

4.1 シミュレーション結果

  • 2055万円(元本1200万円+運用収益855万円)

元本1200万円に対し、運用収益が855万円になりました。

つみたて投資で月5万円を20年間運用するなら、利回り5%のときは資産2000万円を達成します。

市場の状況や運用方針によって投資信託の利回りは変動します。

20年間の長期投資で、運用商品の利回りが5%を維持できるかどうかはわかりません。

そのため、運用する際は利回りの変動をチェックして利回りが上下したときにどの程度の利回りになったら投資商品を変えるのか、そのまま保有するかを考えておきましょう。

次は、毎月9万円運用できるときのシミュレーションを見てみましょう。

5. 「月9万円・利回り1%・20年間」で資産2390万円

新NISAのつみたて投資で「月9万円・20年間」運用した場合、利回り1%で資産2390万円です。

「月9万円・利回り1%・20年間」で運用した場合5/5

「月9万円・利回り1%・20年間」で運用した場合

出所:金融庁「つみたてシミュレーター」

5.1 シミュレーション結果

  • 2390万円(元本2160万円+運用収益230万円)

元本2160万円に対し、運用収益が230万円になりました。

毎月9万円で20年間つみたて投資できる場合、利回り1%で資産2000万円達成します。

たとえば、9万円のうち半分の4万5000円を利回り1%、半分の4万5000円を利回りが1%以上期待できるものにするなどして運用すると、より投資の効果を得やすくなるでしょう。

6. 投資のリスクを理解して資産運用をしよう

つみたて投資を「毎月1・3・5・9万円」する際のシミュレーションを紹介しました。

新NISAは運用益が非課税で、投資は元本の保障はなくリスクがあります。

新聞やニュース、企業のホームページを見るなどして、情報収集しながら運用しましょう。

参考資料