4. まとめにかえて
ここまで、いま実際に年金を受け取っているシニア世代の平均受給額について確認してきました。
近年では特に女性の働き方に変化が見られ、結婚や出産を機に退職するのではなく、育児休暇を取得した後に仕事復帰するというケースも増えています。
冒頭で述べたように、働く世代への支援策が今後も拡充すれば、より一層、働きやすくなるでしょう。
厚生年金においては、働く時間や収入が増えれば、年金保険料が増えることになり、それは巡り巡って自分自身が年金を受給する際にも関わってくることになります。
年金不安が囁かれる昨今、こういった就労機会を作ることも重要な老後に向けた対策の一つだと言えるかもしれません。
待機児童の解消や男性の育休取得率向上などまだまだ課題は山積みですが、少しでも良い方向に舵取りがされることを期待したいですね。