毎年発表されるモデル年金に該当する標準的な夫婦は、2024年10月に「約46万円」受け取ることができます。

本記事では、モデル年金とはどういったものなのか、また2024年のモデル年金の額や46万円受け取れる理由、また受給額から天引きされる税金や社会保険料などをご紹介します。

1. 2024年のモデル年金額

モデル年金とは、標準的な夫婦を想定し、そのモデルとなる夫婦が世帯として得られる年金を示したものです。

2024年度における、夫婦2人分の国民年金を含めた、厚生年金の標準的な受給額は23万483円となっています。

【写真全2枚/1枚目】2024年度の年金額例。2枚目は年金支給カレンダーを掲載

【写真全3枚/1枚目】2024年度の年金額例。2枚目は年金支給カレンダーを掲載

出所:日本年金機構 令和6年4月分からの年金額等について

なお、上記は平均的な収入で40年間就業した場合に受け取れる年金額とされており、老齢厚生年金と夫婦2人分の国民年金(老齢基礎年金)が含まれています。

ちなみに、モデル年金における標準的な夫婦は、夫が働き、妻は専業主婦という世帯が想定されており、現在のように女性の働き方が多様化した時代にはそぐわないのではないかという議論もなされています。

今後は、夫婦共に厚生年金を受け取る世帯でのモデル年金も登場する可能性があるでしょう。