義両親の意見はどこまで聞き入れる? 都合のいい嫁にならないために

「家族とはいえ義理、義理とはいえ家族」

お盆には義実家へ帰省の予定を立てている方も多いでしょう。帰省となると難しいのが義家族との距離の取り方ですよね。子ども、家庭、家事、仕事など義両親から意見され、「嫌われてしまうかも」と思ってつい聞き入れてしまうこともあるのでは。

義両親の意見を全て聞き入れていれば良い嫁のようですが、やがて必ず苦しくなります。心地よく距離をとるためには、どうすれば良いのでしょうか。

一見「いい嫁」のようだけれど

義両親の意見を聞き入れていれば、「いい嫁」と思われることでしょう。ただ義理とはいえ家族ですので、長く付き合っていく人たち。ずっと聞き入れていけば、いずれ「都合のいい嫁」に変わってしまう時がきます。

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相手の意見を聞き入れるということは、自分の意見を変えるということ。あまり相手の意見ばかりを聞き入れていると、自分の意見がない人と捉えられてしまいます。

「自分の意見がある嫁」という認識は大切

そこで持っておきたいのが、「家族とはいえ義理、義理とはいえ家族」という認識です。義理とはいえ家族ですから、長くうまくやっていくにも、義両親には「自分の意見を持っている嫁」と認識してもらった方がお互いのためではないでしょうか。

何でも義両親の言うことを聞いていては、長続きしません。夫とでさえ価値観が異なるのですから、義両親とは価値観が異なって当たり前。価値観の異なる相手の言うことを聞き入れ過ぎてしまうと、ストレスが溜まり、いずれ爆発してしまいます。

義両親の意見ばかり聞き入れると、自分どころか、時には子どもも犠牲になってしまうこともあるでしょう。自分の意見をハッキリ義両親に伝えることは、自分を守ることはもちろん、子どもを守ること、家族を守ることにも繋がります。

義家族と、自分たちの家族は別物です。「自分はこう思う」「夫と話して自分たちの家族はこうしている」という考えをしっかりと伝えましょう。こちらにしっかりとした考えがあることが分かると、向こうもそれまでほど口出しはしなくなってきます。

責任を取るのは誰?

もう一つ覚えておきたいのは、「意見を選択する」ということは「その意見を発言した人が責任を持つ」ことになるということです。

たとえば急に子どもが熱を出し、義両親が「遊び過ぎて興奮したのかな。もう少し様子を見てから病院に行けば」と言い、自分は「急な高熱だから何かの感染症だろう。元気もないし、病院に行った方が良い」と思ったとしましょう。どちらの意見をとるかで、どちらかが子どもの体調の責任をとる形になります。

義両親の意見を優先して子どもに何かがあった場合、子どものことなので義両親に責任はとれませんが、彼らとの関係は悪くなるでしょう。嫌なイメージを持ってしまいますし、信頼関係にヒビも入ってしまいます。

どちらかの意見をとるということは、その意見に責任を持つことにもなるということも頭に入れておきましょう。

自分の人生を歩む覚悟を

なかには、プライベートなことで指摘を受けることもあります。たとえば「仕事を辞めたら?」「子どもをもう一人作ったら?」といった人生設計に関わることや、「一歳を過ぎたら授乳は辞めたら?」という育児のことまで。

義両親に指摘されて迷いが出たら、「その意見で本当に自分は自分の人生を歩めているか」を考えてみましょう。あなたの人生はあなたのものであり、義両親のものではありません。自分の人生を生きる覚悟を持ち、その意志を伝えましょう。

家族とはいえ義理

一方で、「家族とはいえ義理」という認識も必要です。実の親のように、何でも意見を言えば受け入れてくれるわけではありません。夫への伝え方も難しいものですが、さらに義両親は難しいので伝え方には気をつけましょう。

自分の意見を持つことは大切ですが、大切なのは「伝え方」。いきなり相手の意見を否定するのではなく、最初は「なるほど、○○ですね」と相手の話をオウム返ししましょう。後で自分の意見を言うにしても、一度受け止めてからと受け止めないのとでは、イメージが180度変わります。

長く付き合っていく相手ですから、自分の意見を言いつつ、相手の意見も聞くという関係でいきたいですよね。まずは小さなことからでも、自分の意見を伝える練習をしてみてくださいね。

宮野 茉莉子

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宮野 茉莉子

東京女子大学哲学科を卒業後、野村證券を経て2011年よりライターへ。
主な執筆分野は育児、教育、ライフハック、女性の社会問題、哲学など。
子どもから大人まで「自分の頭で考える」哲学の面白みを伝えるべく執筆中。禅好きの3児の母。