2. つみたて投資枠と成長投資枠の買付傾向

つみたて投資枠と成長投資枠の利用状況や傾向について確認します。

2.1 株式と投資信託の割合

成長投資枠における買付額のうち、株式の割合は58%、投資信託は42%でした。株式の買付額のうち、国内株と外国株の割合は以下のとおりです。

  • 国内株:92%
  • 外国株:8%

投資信託の運用方針は、以下の2つに分かれます。

  • インデックスファンド:市場の代表的な指数に連動した運用成果を目指す
  • アクティブファンド:市場の指数を上回る運用成果を目指す

成長投資枠での投資信託の買い付け額上位10銘柄の内訳は、インデックスファンドで8銘柄、アクティブファンドは2銘柄となりました。

一方、つみたて投資枠はインデックスファンドが10銘柄となっています。

2.2 買付額上位10銘柄の傾向

成長投資枠で買付額の上位10銘柄は、国内株で占められています。配当利回りの傾向は、以下のとおりです。

配当利回りの傾向

配当利回りの傾向

出所:日本証券業協会「NISA口座の開設・利用状況」を元に筆者作成

【配当利回り:銘柄数】

  • 4%台:1銘柄
  • 3%台:2銘柄
  • 2%台:3銘柄
  • 2%未満:4銘柄

買付額の高かった銘柄の業種は、以下のとおりです。