過去の同月に公開された記事をプレイバック!もう一度読み直したい、「編集部セレクション」をお届けします。 (初公開日:2023年9月26日) |
自分へのご褒美、お楽しみは皆さんありますか?
筆者は毎月給料日にコンビニで一番高いアイスを買うのが密かな楽しみです。
ただこれは毎月お給料があるからできること。
多くの方についても「今だからできること・楽しめること」あるのではないでしょうか。
一般的にリタイヤ後はこれまでの貯蓄や年金を生活費に充てていく必要があります。
金銭的にも精神的にも充実したセカンドライフを過ごすために、まずは老後、収入の柱となる年金が自分はいくらもらえるのか知っておくことは大切かもしれません。
今回は今どきシニアの年金事情について眺めていきたいと思います。
1. 日本の公的年金制度は「国民年金と厚生年金」の2階建て構造
最初に、日本の公的年金制度について簡単に確認しておきましょう。
日本の公的年金制度は「国民年金」と「厚生年金」で構成される「2階建て」構造です。
1階部分にあたる「国民年金」は、原則、日本に住む20歳から60歳未満のすべての人が対象となります。
40年間(480ヶ月)すべての保険料を支払うと老後に満額を、未納がある場合には満額より減額となります。
2階部分にあたる「厚生年金」の加入対象は、主に公務員や会社員などです。
アルバイトやパートの場合でも、厚生年金保険の適用事業所に勤め、一定要件を満たせば加入となります。
保険料は、毎月の給与や賞与などの報酬により決定し、会社側と折半して負担する仕組みです。
老後の年金額は、保険料と年金加入期間によって決定し、国民年金(老齢基礎年金)に上乗せして支給されるため、個人差が大きくあらわれます。