1.1 「孫」のために使ったお金は平均で年10万4717円

続いて、孫がいるシニアに、1年間で孫のために使ったお金について聞いたところ、以下のような結果になったそうです。

この1年間で、孫のためにどのようなことにお金を使ったか

この1年間で、孫のためにどのようなことにお金を使ったか

出所:ソニー生命保険株式会社「シニアの生活意識調査2024」

  • 1位 おこづかい・お年玉・お祝い金:65.6%
  • 2位 一緒に外食:52.9%
  • 3位 おもちゃ・ゲーム:38.0%
  • 4位 一緒に旅行・レジャー:32.2%
  • 5位 衣類などファッション用品:30.4%

1年間で使ったお金の平均額は10万4717円となっており、前年の調査と比べるとやや減少しています。

物価高騰によって家計の負担が増え、「孫消費」を抑えるシニアも増えたことが1つの要因と考えられます。

なお、本調査の対象には年金受給世代も含まれていますが、旅行やグルメなどの趣味に加え、孫のためにもお金を使えるほど余裕があるのでしょうか。

次章にて、国民年金と厚生年金の平均受給額や、受給額ごとの受給者数を見ていきましょう。

2. 国民年金・厚生年金の平均受給額と年金月額階級別受給者数

厚生労働省年金局「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、厚生年金保険(第1号) 受給権者の平均年金月額は以下の通りです。

【男性】

  • 厚生年金:16万3875円
  • 国民年金:5万8798円


【女性】

  • 厚生年金:10万4878円
  • 国民年金:5万4426円

【男女計】

  • 厚生年金:14万3973円
  • 国民年金:5万6316円

受給額ごとの受給者数も見てみましょう。