5. まとめにかえて
高齢者世帯の約59%が生活が「苦しい」という答えでした。最近の物価上昇から考えていくと、この割合はさらに増える可能性があります。
輸入に頼らざるを得ない日本では他国の物価変動に連動してしまう傾向があります。
そのため国に頼るのではなく、ある程度は個々に対応していく必要があると言えるでしょう。
では、将来資金についてどのように準備すればよいのでしょうか。
まずは、目的別にお金を分けるところから始めてみましょう。例えば、銀行口座も分けて準備するとわかりやすいでしょう。
日常の生活費、教育費、老後、その他など、何のためにお金を貯めているか区分けすると頭の中が整理できます。
そして、次にそのお金はいつ頃使うのかという期間を分けていきます。期間が分かれることで、運用にも取り組みやすくなります。
すぐに使うお金は預貯金へ。老後に使うお金は、NISAやiDeCo、個人年金なども選択肢として出てきます。
運用に関してわからないことはプロに相談するのもよいでしょう。まずはお金を区分けするところから始めてみてはいかがでしょうか。