3. 運用利回りはどれくらい影響をするのか

先ほどは年率3%での運用を前提にシミュレーションしましたが、実際の資産運用では利回りがどうなるか事前にわかりません。

では、運用利回りはどれくらい資産額に影響するのでしょうか。毎月5万円の積立投資を10年間続けた場合で、運用利回り別の資産評価額を確認してみましょう。

積立投資のシミュレーション結果表

積立投資のシミュレーション結果表

出所:金融庁「つみたてシミュレーター」を基に筆者作成

3.1 【運用利回り別】10年間・月5万円の積立投資で築ける資産額

運用利回り:資産評価額(利益部分)

  • 年率1%:631万円(31万円)
  • 年率3%:699万円(99万円)
  • 年率5%:776万円(176万円)
  • 年率7%:865万円(265万円)

*運用利回りは年率3%

運用利回りが年率1%の場合と年率7%の場合では、資産評価額に234万円もの差があります。

いかに、運用利回りが資産形成に大きな影響を与えるかがわかるでしょう。

ただし、リスクとリターンは表裏一体です。大きなリターンを狙うほど、リスクは大きくなります。そのため、自分がどれくらいのリスクを取れるかによって、購入する商品を決めてみてください。

4. 50歳代からの資産運用を始めよう

50歳代は、一般的に年収が高く子供も独立するタイミングのため、お金が貯まりやすいタイミングです。

50歳代からの資産運用は決して遅くありません。ぜひ、新NISAを使って50歳代からの資産運用を始めてみてはいかがでしょうか。

参考資料

苛原 寛