3. 老後の生活費はいくらか
今までもらえる年金額を紹介しましたが、老後はどれくらいの生活費がかかるのでしょうか。
総務省統計局「家計調査報告書(家計収支編)」によると、65歳以上の単身無職世帯の平均支出は月15万7673円です。
そのため、平均年収400万円の人が受け取る月14万円の年金では、月1万8000円ほど生活費が不足してしまいます。
4. 老後の対策を今から始めよう
老後は突然やってくるものではありません。
今から対策を始めれば、経済的に豊かな老後を暮らすことは十分可能です。
ぜひ、老後にもらえる年金とかかる生活費をシミュレーションしてみて、不足する場合には節約と貯蓄、資産形成などで老後資金の用意を始めてみてください。
参考資料
苛原 寛
執筆者
1級ファイナンシャル・プランニング技能士。慶應義塾大学商学部会計ゼミにて会計を学んだ後、東京海上日動火災保険株式会社に就職。企業が事業活動を行ううえでの自然災害や訴訟に対するリスク分析・保険提案を3年間行う。「企業が倒産しない」・「事業で安定的に利益を出す」ための適切な保険でのリスクヘッジの提案に努めた。
特に、製造業者や工事業者に対する賠償責任保険や工事保険の提案が得意。取引先企業の社長・経理・人事・プロジェクト担当者など様々な部署への営業活動を行った。上場企業の新規事業に対する保険提案が評価され、全国社員への社内プレゼンを実施した経験もある。
また、1級ファイナンシャル・プランニング技能士の資格を活かし、取引先従業員に対するNISAやふるさと納税に関するセミナーの実施経験有。現在は、SNSやWebコンテンツを通じて金融情報の発信を支援する株式会社ファイマケの代表を務める。